またも品川で撮影された名シーン!  2020年版・東京ラブストーリー「プロ目線の『へぇ!』な話」

現在、配信中の東京ラブストーリー。4月29日のスタート以来、大変な話題となり、賞賛の声も上がっています。1991年に公開された最初の東京ラブストーリーでは、一番有名なシーンが品川区の白金桟道橋(しろかねさんどうばし)で撮影されていたことを、2018.11.26のコラムで既にご紹介済みですが、なんと、今回の東京ラブストーリーでも名シーンが品川区で撮影されていました!

第2話の終盤、公園で花火をして騒いでいたカンチとリカは、お巡りさんに注意されそうになって逃げだし、商店街を抜け、大きめの交差点を通り、橋を渡っていくシーンがあります。その橋というのが、「品川ふ頭橋」なのです。

夜景をバックに、手をつないで駆け抜けていくカンチとリカ。その時間が2人の距離を近づけ、ラブストーリーへとつながっていく、そんなふうに感じさせるシーンでもありました。そして、東京タワーの見える屋上でリカの放つ名台詞。そう、1991年版では白金桟道橋で彼女が口にしたのと同じ言葉で、物語はグッと盛り上がります。

ちなみに、第4話にはカンチを待つリカが1人で食事をするシーンがありましたが、あれは大井町にあるタイ料理店で撮影されたみたいです。

さて、ここから“プロ目線”のちょっと「へぇ!」な話。
品川ふ頭と天王洲アイルを結ぶこの橋は東西に架かっています。
2人は橋の東側の交差点を北から南へと進み、そこから“天王洲側へ”橋を渡って行くように見えます。このシーンのラストカットには、天王洲側を走る東京モノレールも映っているので間違いなさそうです。