フラヌール書店 10月展示「詩人 石垣りんのいた風景」

2025年10月2日（木）～10月28日（火）、東急目黒線不動前駅近くのフラヌール書店にて、展示「詩人 石垣りんのいた風景」が開催されます。

石垣りんは、昭和の女性詩人を代表するひとり。彼女がいた場所を訪ね歩き、写真と文にまとめた展示が開催されます。

企画と文章は内海宏隆さん。私立中・高で国語教員として長年教壇に立ったのち、現在は在野の文学研究者として活動しています。写真は渡邉茂樹さん。雑誌「東京人」で活躍するかたわら地元品川区の風景と人々の暮らしを撮った写真集『しながわ鉄道100景』『品川クザカイメグリ』などがあります。

石垣りんは1920年に生まれ、14歳で銀行に勤め始め、父や弟たちを養いながら仕事と暮らし、詩作を続けました。働く女性の日常から生まれた言葉は、今も私たちを惹きつけます。

彼女の暮らしたアパートは東急池上線石川台駅にあり、毎日の通勤では五反田で乗り換え、実家に立ち寄る際は荏原中延と、池上線の駅周辺が詩や日記、エッセイにたびたび描かれます。彼女の描く風景や、立ち寄った先々の風景を馴染み深く感じる方も多いかもしれません。

また、10月11日（土）19:00からは店内でトークイベントも開催。 『石垣りんの手帳』を編集・発行したKATSURA BOOKSの代表、織田桂さんを招き、織田さんと内海さんのお二人が、石垣りんにまつわる様々なエピソードを語ります（参加無料・要予約）。 ご予約は下記より https://peatix.com/event/4545483/view

※会場となるフラヌール書店での展示スペースは限られておりますので混雑時は譲り合ってご鑑賞ください。また不定休となる場合がありますのでお出かけ前に公式SNS（X）より最新情報をご確認ください。