磐井神社

東海七福神 弁財天を祀る
大森海岸駅, 大森駅
磐井神社
磐井神社

平安時代後期編纂の『延喜式』などにも記載されている古社で、『江戸名所図会』には鈴森八幡宮という名で記録されています。

2つの石が社宝として伝えられており、神功皇后ゆかりの「鈴石」は打つと鈴のような音がしたことから鈴ヶ森の地名の由来になったといわれています。また「烏石」は江戸時代の書家 松下烏石(まつしたうせき)が寄進した鳥の模様のある珍しい自然石。石は残念ながら非公開ですが、境内にはこの烏石を記した烏石碑(1741)をはじめ、江戸時代の文化人達の筆塚や書学碑があります。

かつて社名の由来にもなった「磐井の井戸」があり、東海道往来の旅人に利用されていました。「この水を飲む時は、心正しければ清水。邪心があれば塩水になる」と言い伝えがあり、霊水・薬水とも呼ばれていたそうです。境内にあった井戸は第一京浜国道の建設により神社前の歩道上に残されています。

社殿の左、池の中に弁天島があり、ここに琵琶を持つ弁財天(東海七福神)が祀られています。

磐井神社


住所
〒143-0016 東京都大田区大森北2-20-8

交通アクセス
京急線 大森海岸駅 4分
JR 大森駅 徒歩12分

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