瀧泉寺(目黒不動尊)

関東最古の不動霊場 日本三大不動のひとつ
不動前駅, 目黒駅
瀧泉寺

泰叡山 瀧泉寺は目黒不動として知られる天台宗のお寺です。寺伝によると創建は平安時代初期の大同3年(808)、開山は慈覚大師(円仁)。ご本尊の不動明王像は、慈覚大師の作と伝えられています。関東最古の不動霊場で、木原不動尊(熊本県)、成田不動尊(千葉県)と並ぶ日本三大不動のひとつです。

江戸時代、三代将軍徳川家光は江戸の町を護るため、目白・目黒・目赤・目青・目黄の五不動を江戸の5ヶ所に安置しました。不動信仰は江戸中期以降に盛んになり、目黒不動は多くの参拝客で賑わいました。 建物の多くは戦災で焼け、本堂は昭和56年(1981)の再建ですが、焼け残った前不動堂や勢至堂は江戸中期の仏堂建築として貴重なものです。 正面階段の左手にある「独鈷(どっこ)の滝」は今も2筋の清水が竜口から注いでいます。滝前には「水かけ不動明王」があり、多くの参拝者が不動明王像に水をかけて祈願をしています。

裏手の墓地には、江戸中期の蘭学者 青木昆陽(1698~1769)の墓(国指定文化財)があります。飢饉に備えてサツマイモの栽培を促進するよう八代将軍吉宗に進言し「甘薯先生」と呼ばれた昆陽。毎年10月28日の目黒不動の縁日に『甘薯祭り』が行われます。

瀧泉寺(目黒不動尊)


住所
〒153-0064 東京都目黒区下目黒3丁目20

交通アクセス
JR 五反田駅 東急バス渋谷72系統 15分
東急目黒線 不動前駅 徒歩12分
JR・都営三田線・東京メトロ南北線 目黒駅 徒歩20分

スポットURL
http://park6.wakwak.com/~megurofudou/

マップ
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