ニューオープンのカフェ&ベーカリー
少しずつ春の訪れを感じながら、「お出かけしたいな」と思っている人も多いのではないでしょうか?なかなか遠出できない今、ふら〜っとお散歩しながら、新しくオープンしたお店に出かけてみると、ちょっぴり非日常な雰囲気を味わえちゃうかも!
今回は、オープンや移転して1年未満のお店を5つご紹介していきます(2021年3月現在)。どのお店も個性豊かで、オーナーさんの想いがたっぷり詰まった素敵なお店ばかり。ちょっと早起きしてお散歩したり、自転車で移動したり、春を感じながら楽しんじゃいましょう。(2021.3.12)
1. 人情あふれる商店街のおしゃれカフェ 「ETUDE-MONZ CAFE-(エチュードモンズ カフェ)」(戸越銀座)
最初にご紹介するのは、戸越銀座に2020年8月オープンしたETUDE-MONZ CAFE-(エチュードモンズ カフェ)。
広い扉の入り口から一歩店内に入ると、木目を貴重としたインテリアと広々とした真っ白なカウンターのオープンキッチンがお出迎え。思わず「お、おしゃれ……」と声が出てしまう空間です。
このカフェのオーナーさんは、空間デザイン事業を手がけるブエナデザイン株式会社の代表・鈴木泰一郎さん。内装にこだわり、インテリアもデザインしているのだとか。
「都心や大型商業施設に行かなくても、商店街の中に『通いたくなるお店』を作りたかった」と、教えてくれました。
オープンして半年、土日には若い女性客が中心とのことですが、平日は近所のおばあちゃんが毎日コーヒーを飲みに来たり、ご近所のママさんたちが日頃の疲れを癒しにやってきたりするそう。
人気メニューは、「スモークサーモンとアボガドのオープンサンド」(1,200円・税別)。淹れたての「ラテ(アイス/ホット)」(550円・税別)と一緒にいただけば、非日常を楽しめますね。
またテイクアウト可能な「バスクチーズケーキ(プレーン等フレーバーは変更あり)」(550円〜・税込)も人気で、季節ごとにフレーバーを変えていくとのこと。シェフ考案の「クランベリー&ピスタチオのバスクチーズケーキ」(580円・税別)も絶品ですよ。
ふらりと足を踏み入れると、非日常な空間が広がり、おいしいメニューに心も体もほっこりしちゃうはず。「最近、なかなかお出かけできていないなぁ〜」という方は、ぜひ足を運んでみてくださいね。
ETUDE-MONZ CAFE-(エチュードモンズ カフェ) ・住所 〒142-0051 東京都品川区平塚2-14-8 ・電話番号 080-7362-4636 ・営業時間/定休日 9:00〜19:00/なし ・URL https://www.instagram.com/etudemonzcafe/
※営業時間は変動する場合がございます
2. 同じ街に移転しリニューアルオープンした「隣町珈琲」(荏原中延)
2020年11月より移転・リニューアルオープンした「隣町珈琲」。2020年6月に旧店舗の建て壊しが決まり、約5カ月で移転したのだとか。
新店舗は地下ですが、商店街の入り口には、旧店舗の大きな写真が飾られています。
「コロナ禍で大変なこともたくさんあったのですが、中延から離れたくない思いが強くこの場所に決めました。イベントできるような広いスペースもあるので、コロナが落ち着いたらイベントもしたいですね」と、店長の栗田佳幸さん。
移転前から「街の大学、学びの場所」をコンセプトにしてきた隣町珈琲。広々とした店内にはずらりと本が並び、新刊コーナーは購入できます。広々とした店内にはWi-Fiもあるので、いつもと違う場所で本を読みながらちょっと仕事をしたい方にもおすすめ。
移転前から変わらず人気のメニューは11:30〜提供されるランチセットの「昔ながらの喫茶店のナポリタン(サラダとセットドリンク付き)」(1,000円・税込)。
また、その日ごとに手作りされているスイーツもコーヒーとの相性もぴったり。この日は甘さの中にスパイスが効いた「キャロットケーキ」(400円・税別)をおいしくいただきました。
店内にはギャラリースペースもあり、不定期でアート作品の展示が行われています。おいしいスイーツ、コーヒーの香り、読んだことのない本、驚くようなアート作品に囲まれると、五感が刺激され、ちょっとレベルアップした自分になれそうです。
隣町珈琲 ・住所 142-0053 東京都品川区中延3丁目8-7 サンハイツ中延B1 ・電話番号 03-6451-3943 ・営業時間/定休日 平日:11:00〜19:00、土日祝:10:00〜18:00/不定休(当面、月曜日) ・URL:http://tonarimachicafe.jp ※営業時間は変動する場合がございます。ホームページやSNSでご確認ください。
3. 頑張った自分に“ご褒美おやつ”を「Cafe Amicalement(カフェ アミカルモン)」(西小山)
2020年11月にオープンした西小山の「Cafe Amicalement(カフェ アミカルモン)」。日本人にはちょっぴり聞き慣れない言葉である「アミカルモン」は、フランス語で「友情を込めて」という意味。
店内に入ってすぐ、人気の「フィナンシェ」(270円・税込)やキラキラと砂糖が輝く「ディアモン・バニラ」(173円・税込)など、オーナーのムノ明子さんが全て心を込めて手作りしたおやつが出迎えてくれます。
もともと、旦那さんと一緒に隣の武蔵小山でパン屋さん「Boulangerie ROLASO(ブーランジェリー ロラソ)」を10年以上営んでいましたが、2020年9月に閉店。運命的に巡り合ったこの物件で、明子さんはおやつメインのお店をオープンしました。また、旦那さんは西小山駅前に2021年2月オープンの「ENTIER」でパン職人として活躍中。
「みんなの幸福度がちょっとアガる、『今日の私ちょっと頑張ったじゃん!』って時にそばにいるようなスイーツを作りたくて」と明子さん。素材にこだわり、卵も契約農家さんの平飼い卵をずっと使っているのだとか。写真のバターたっぷりな「バニラスコーン」(357円・税込)は女性人気No.1!
また、小麦粉不使用の「アーモンドケーキ」(411円・税込)は驚くようなしっとりさ。一度食べたら虜になること間違いなし!
全てのスイーツがテイクアウトできるので、ご自宅でゆったりご褒美タイムを過ごすのにもピッタリですね。
いつか作りたてのおいしいスイーツを食べられるイベントを……と奥にはカフェスペースも設置。営業時間内であれば、販売されているスイーツも楽しめます。最近、自分にご褒美あげていないなぁと感じる方は、Cafe Amicalement(カフェ アミカルモン)のスイーツでおいしい時間を過ごしましょう。
Cafe Amicalement(カフェ アミカルモン) ・住所 〒142-0062 東京都品川区小山6-9-9 ・電話番号 03-3782-7520 ・営業時間/定休日 平日:10:00〜19:00、土日:10:00〜18:00/月火曜定休 ・テイクアウト可 ・URL https://www.instagram.com/akiko.patisserie_amicalement/ ※営業時間は変動する場合がございます
4. 次世代型パン・スイーツの直売所「JAM LABO(ジャムラボ)」(西大井)
レストランやウェディング事業を展開するJAM Restaurant Corporationがセントラルキッチンとして使っていたこの場所。キッチン機能はそのままで、人気のフォカッチャやパン、スイーツを販売する直売所「JAM LABO(ジャムラボ)」として2020年6月からは、オープンしました。
営業日は、月・金曜のみですが、LINE上で新商品の告知や予約を受け付けており、反響は上々。オープンから半年ほどですが、たくさんの常連さんが毎週の販売を楽しみに、お店へ訪れるそうです。パスタソースや季節のスイーツなど新作が続々と販売されるので、「今週はどんなものがあるのかな?」と楽しみになってしまいますね。
またECサイトも運営中。遠方でなかなか足を運びづらい方でも、ご家庭でJAM LABOを味わえます。ECサイトでは、「レモンピール入り放牧牛のチーズケーキ」(880円・税込/送料別)が人気なのだとか。
また、3月10日からパスタで旅する通販サイト『PASTABI』もオープンしています。
もともと西大井に住む人たちに喜んでもらえるものを……と考えていたという広報担当の石倉悠貴さん。
「コロナ禍で、飲食店のおいしさをそのまま届けられる直売所をオープンしてみてはどうか? とお弁当やパンの販売を始めたのですが、たくさんの方に活用いただけました。今後はお客様のニーズに合わせて、販売できるものも増やしていきたいです」と語ってくれました。
今後もどんなメニューが追加されるのかとても楽しみなJAM LABO。新しい飲食店の形として、今後のスタンダードを作るようなお店になる気がして、ワクワクしてきますね!
JAM LABO(ジャムラボ) ・住所 〒140-0015 東京都品川区西大井2-12-10 ・電話番号 03-6429-8455 ・営業時間/定休日 (月・金曜日)11:30〜売り切れ次第終了/火・水・木・土・日曜定休 ・テイクアウト可 ・URL https://www.instagram.com/jamlabo.tokyo/ ※ 営業時間は変動する場合がございます ※ LINEを追加する場合は公式アカウントの「JAM LABO」で検索ください。
5. 2025年までの期間限定パン屋さん「阿美(アメイ)パン」(荏原町)
荏原町駅から徒歩5分ほど。立会川緑道に面したところに2020年12月末台湾パンのお店「阿美(アメイ)パン」がオープンしました。
オーナーの游 政豪(ユ・チェンハオ)さんは、日本で10年以上の修行を経て、独立。もともと「ottoパン」があったこの場所は、2025年にはビルの建て壊しが決まっているため、2025年までの4年間限定の営業を予定しています。
牛乳・バター・卵のみで仕上げる人気の台湾パン「ローシャ」(280円・税込)は、午前中のうちには売り切れしまうほど。
こぢんまりとした店内のショーケースに並ぶのは、常時20〜30種類ほど。游さんが毎朝始発でお店にやってきて、パンを焼き始めているのだとか。
写真の左側にある細長いパンが「ゴルゴンゾーラ蜂蜜フランス」(320円・税込)、その隣に程よい甘さが上品な「大納言デニッシュ」(380円・税込)。
奥にあるのがしっとりしたパンにほろほろとしたタロ芋のあんが入った「台湾タロ芋パン」(260円・税込)、手前にあるのが台湾ではポピュラーな「ナイスペースト」が入った「葡萄(ぶどう)ナイス」(220円・税込)。初めて味わうパンばかりでついついたくさん買ってしまいました(笑)。
どれも上品な甘さで、日本人の口にあった台湾パンに仕上がっています。種類も豊富なので、お店に入ると3〜5点は買いたくなるはず。なかなか海外旅行に行けない今ですが、一口頬張れば、気軽に台湾気分を味わえますよ。
阿美(アメイ)パン ・住所 〒141-0022 東京都品川区中延5-9-10 ・電話番号 03-6426-4159 ・営業時間/定休日 10:00〜売り切れ次第終了/月曜・第2・4火曜日定休(不定休あり) ※営業時間は変動する場合がございます ・テイクアウト可 ・URL https://www.instagram.com/amei.pan/
自粛が続き、気持ちも塞ぎがちな日々ですが、新しいお店の元気なパワーをもらえれば、今までの気持ちが少し晴れてくるような気がします。
ニューオープンのお店はどこも感染対策を意識し、ニュースタンダードに沿った形で運営されていました。近所のお散歩やサイクリングのお供に、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。きっと、心がほっこり癒されるはずです。
※記事中の店舗情報は2021年3月上旬時点の内容です。店舗の営業時間、提供内容は変更となる場合がありますのでご了承ください。 (2021.3.12)
(取材:つるたちかこ 編集:鬼頭佳代/ノオト)