オンラインで涼しく、お得に!品川のおとりよせ
ステイホームの特別な夏。オンラインでも購入できる地元グルメやクールなアイテムをご紹介します。(2020.8.17公開、10.1更新)
※品川区商店街連合会「Cool Share Shinagawa」キャンペーンは2020年9月30日をもって終了しました。
おうちに居ながら商店街を楽しもう! Cool Share Shinagawa #staysafe
品川区商店街連合会が毎年夏に実施しているお得なお買い物キャンペーン「Cool Share Shinagawa (クールシェアしながわ)」。今年は「Cool Share Shinagawa #staysafe」と題し地元オンラインショップを集めた特別バージョンで開催中です。今回の特集ではキャンペーン参加店から特に気になるお店をピックアップ、イチオシ商品をお聞きしました。
【グルメ編】
1. 日用品&ワイン喫茶 Kirin Store(旗の台)
「日用品&ワイン喫茶」として2011年にオープンしたKirin Store。店主の田村さんは出版社で料理や旅行ガイドなど専門性の高い媒体の編集をされていたバッググラウンドをお持ちで、2016年にはエアポケットトリップマガジン『Kirin Diary』も出版。田村さんが編集長として取材、発行を続けています。
リユース、オーガニック、リラックスをテーマに新しいモノではなく、存在するストーリー、価値観に光をあてていくうちにアンティークや古道具などに傾倒していき、現在の商品のセレクトにつながっているそうです。
そんなKirin Storeのウェブストア<KIRIMUS>からのイチオシは、「カトリーヌ・エ・ピエール・ブルトン/ブルグイユ ロゼ ラ・リトゥルネル 2019年」(3,300円)。
フランス・ロワール地方の自然派ワイン。カベルネ・フランを100%使ったロゼのペティアン(微発泡ワイン)で、心弾むような爽やかさがありながらやさしい味わいです。ロゼの微発泡という一見ニッチなカテゴリーとも思える一本。Kirin Storeさんらしいグルーヴィなセレクトです。
2018年からは100種類100本のワインの品揃えを目指し、自然派ワインショップ「キリンセラー」を店内にスタート。今回のコロナによるステイホーム期間で背中を押され、ウェブストアのアイテムの拡充とシステム整備に本腰を入れました。仕入れには食の専門誌の編集者時代からのお付き合いが現在にもつながっているそうで、リピーターやまとめ買いのお客様も増えていると言います。
一期一会をコンセプトに基本的には一種類一本の品揃えのため、売れてしまえばソールドアウト。そんな中、今回は継続的に販売している3本を選んでいただきました。
一押しのロゼの微発泡ワインの他、白ブドウの果皮を長期間漬け込んだ、いまトレンドのオレンジワイン「ランケッレ/ミッロッキオ ヴィノ・ビアンコ 2017年」(イタリア・トスカーナ州、4,378円)と「バイヨラ/ビアンコ バイヨラ 2018年」(イタリア・カンパーニア州イスキア島、4,400円)。
<KIRIMUS>ではKirin Storeの店内で提供している料理のテイクアウト販売も行っているため、Kirin Storeの美味しい料理を自宅で楽しめる機会も増えました。
「まるでお家のワインセラーのようにキリンセラーを活用してもらえると嬉しい」と語る田村さん。オン(ウェブストア)とオフ(実店舗)の両方の使い方が、これからの飲食のカタチになりそうですね。
日用品&ワイン喫茶 Kirin Store 東急池上線・大井町線 旗の台駅 徒歩7分 住所:品川区旗の台1-1-14 大沼ビル1F 電話番号:03-6426-7554 営業時間:月〜金 18:00〜22:00/土、日 16:00〜22:00(クローズ時間は8月。通常は22:30LO) 定休日:不定休 www.kirimus.com
2. COMPASS COFFEE(戸越銀座・旗の台)
コーヒーの羅針盤。広くて深いコーヒーの世界で「お客さまの羅針盤になって向かう方向を指し示したい」という想いから店名が付けられたそう。
今年で戸越銀座店は4年目、そして「スペシャルティコーヒー」という言葉が世に出る前からやっている旗の台店はもう15年目。「世界中には多くのコーヒーの生産国があるので、その中からお客さまの好みにしぼっていくお手伝いをしています」とオーナーの小林さん。
「今ではコーヒーを淹れるいい道具もたくさん出ていて、自宅でコーヒーを楽しむ方が本当に増えています。『外(喫茶店)でコーヒーが飲めなくなったよ(自分で淹れるコーヒーが一番おいしい)』と言われることが多くて」と小林さんは笑います。
コーヒーの味を決めるのは「焙煎(ロースト)技術が8割」。生豆の100gで 8杯とれるので、だいたい一杯60円ほどで美味しいコーヒーが淹れられます。コーヒーブレイクはリセットタイム。飲むよりコーヒーの香りをが嗅いでいたほうが脳のリラック効果が高いと言われる所以。
「好きな豆を好きなように淹れて飲む機会が増えたことは本当にいい方向です」そう話すCOMPASS COFFEEさんからのイチオシ商品は「季節のブレンド【夏】」(100g・480円)。よく冷やしてスッキリ飲んでも、このブレンドのポテンシャルを引き出せます。夏バテ解消におすすめだそう。
アイスコーヒーは水に一晩浸けて抽出する水出しコーヒーより、粉量2倍で1杯分をじっくり淹れ急冷したほうが美味しい成分を余すこと無く抽出でき、香り高く飲みごたえのあるアイスコーヒーが作れるとのこと。
そしてお店の自慢はやはりロースト度合いが選べること。ネット注文の場合も世界各国の豆を選び、好きな飲み方からローストを選べます。一つの豆でこれだけ焙煎を変えられる店は少ないそうです。好みの味(豆)+この夏用にアイスでも楽しめる自分好みのローストを探ってみてはいかがでしょうか。
COMPASS COFFEE(コンパスコーヒー) 戸越銀座店 東急池上線 戸越銀座駅 徒歩2分 住所:品川区平塚2-18-1 電話番号:03-6426-9685 営業時間:10:30~19:30 定休日:年中無休(年末年始を除く) 旗の台店 東急池上線・大井町線 旗の台駅 徒歩3分 住所:品川区旗の台4-1-4 電話番号:03-3785-1168 営業時間:月~金10:30~19:30/ 土日10:00~19:30 定休日:年中無休(年末年始を除く) https://www.compass-coffee.com/
3. 江戸みやげ本舗 進世堂(五反田)
東京に暮らしていると「東京土産って何だろ?」と考えたことがある人は多いのではないでしょうか。ちょいと持っていきたい地元土産が本当に少ない中、東京、品川でしか買えない土産があります。
「江戸みやげ」(140g・1,200円)。大正10年に商標登録され、現在、7代目として100年前と変わらない製法を守り、受け継がれる伝統の一品。主役である「えびせん」に品川巻き(海苔で全体を巻いたもの)、米粒、ゴマ、小桜(醤油を桜型に抜いたもの)、茶巾(抹茶入り)など季節に合わせた約8~9種類のあられやおかきが入っています。
たまたま「今日出てきたんだよ」と見せてくれたのが、東京市京橋区(現、築地)と書かれた昔の店印。
佃大橋が掛かる時に立ち退きとなり、戸越超えたら江戸でなくなるからと現在の五反田に新天地を構えたのだそう。
「えびせん」は100年前と変わらない製法を守り、冬はアカエビ(三河湾産)、夏はタカツメエビ(愛媛県八幡浜産)と季節に合わせて選ぶエビの殻を一尾ずつ手作業で剥いて作られています。「えびせん」を引き立てるあられやおかきは、新潟にある自社の棚田で栽培(永田農法)された米を精米し、送られてきた米をほぼ毎日、店で製造する妥協なき一貫した仕事はまさに「粋」そのもの。
「美味しい米を買ってくればいい。そんなこと考えたこともあった」と笑って話す6代目の杉江烈(たけし)さん。「でもね、お客さんに『よそから米買ってきたじゃ買わねえよ。今年の米は良くないけど、これが進世堂の精一杯だってそれでいいんだよ』って言われて目が覚めた」。お客さんとの信頼関係、あうんの呼吸で一緒に「こだわりを継いでいる」ように感じます。
お客さまがすぐ開けられるようにと、開け口が上にくる江戸包みもまた100年変わらぬ「江戸(東京)の粋」。7代目となる娘さんは日々、江戸包みの修行中。現在、まさに次の世代へと継がれる「江戸の粋」の姿がそこにありました。まだまだ東京にも残る変わらぬ伝統の「粋」を包みを開きながら感じてみてください。
江戸みやげ本舗 進世堂 JR・東急池上線・都営浅草線 五反田駅 徒歩7分 住所:品川区西五反田7-8-10 電話番号:03-3491-3092 営業時間:月~金 9:00~18:30/土9:00~18:00 定休日:日・祝 https://edomiyage.com/
【衣料雑貨編】
4. FULLNELSON(旗の台)
オリジナルを中心にインポート、国内ブランドを取り揃えているアメカジショップ。「自分が気に入ったものを仕入れる。なければつくる」その冷めぬ熱量のまま26年間突っ走ってきたお店。
店内はFEN(現AFN/米軍放送網)が流れ、革の匂いとバイク、ロック好きが慕ってやまない超イケメンクールな店長の水野さん。こだわりのディテールを落とし込んだGパンや革ジャンなどが店内所狭しと並んでいます。掘り出し物を見つけ出す楽しさと水野さんのうんちくが満載です。
この夏のイチオシ商品は、FULLNELSONとPEANUTSのコラボTシャツ(4,290円)!
フロントには、エクスプローラーをひくスヌーピーと「Rock’n’Roll」の文字。バックはBORN IN THE USAとプリントという、マニアにはたまらないデザイン。Peanuts本社にもともとのイラストに希望するデザイン画を描き入れ許可を取るのだそう。これまでに断られたデザイン案もある中で、今年の新デザインが登場となりました。
オンラインストアにはそんな水野さん渾身のオリジナルTシャツが多数アップされています。
アメリカのロックバンド、チープトリップが公認しているトリビュートバンド『チープトラック』(笑)のボーカルとしても活躍している水野さん。大好きなシルベスター・スタローンの映画シリーズ『ロッキー』『ランボー』のTシャツは「目立たないように店の隅にそっと置いてる」。店内を探してみると、チェーンステッチ(Gパンの裾仕上げの縫い方)用のビンテージミシンとともに存在感ありありで鎮座していました。
スタジャンや革ジャン、Gパン、カバンなど、とにかく古き良きアメカジ時代に精通している水野さんだからこそのデザイン力が、FULLNELSONのオリジナル商品の魅力。そんな目線で商品を見ているとランボーのTシャツがだんだんとカッコよく見えてきて、暑い明日も乗り越えて行こう!なんて気持ちにさせられます。
FULLNELSON(フルネルソン) 東急池上線・大井町線 旗の台駅 徒歩1分 住所:品川区旗の台5-7-6 電話番号:03-3787-1005 営業時間:12:00~21:00 定休日:火 https://www.fullnelson.jp/
5. ならや本舗(五反田)
「写経をされる方は何か心に決めごとを持ってる場合もあってか毎日書く方も多いそうですが、最近は『テレビを見てるよりもいいかな〜』と始める若い方がとても増えているんです」。そう話していただいたのは、昭和47年創業の書道用品・水墨画・俳画用品などを取り扱う「ならや本舗」店長の南佐世子さん。
写経を書き上げるのにかかる時間は、毎日書いている方でも4〜50分、初めてなら2時間半ほど。集中の後に達成感、解脱感を味わえる自宅でできる魅力的な学びごとです。ならや本舗さんイチオシ商品は、そんな初めての方向けの「写経用紙&筆ペンセット」(748円)。
紙の色は白、黄色、水色の三色。厚みのある見本は、下敷きがなくても透けることもしみることもないので、上からしっかりなぞっていくことができます。画数の多い文字はにじみやすく筆ペンは不向きのようですが、今回の筆ペンはお客さんの声をもとに、にじまない筆ペンをチョイスしたそう。気分転換、文字の練習として気楽にスタートするにはベストな商品です。
例えば、1日で最後まで書かずとも、毎日、時間が許す範囲で書き続けてみるというのでも良いでしょう。その場合、日々に表れる文字の変化を楽しむということも。そして写経の最後にある「為」、なんのために書いたか(願い)も忘れずに記して、まずはご自身のペースでチャレンジしてみてはいかがでしょう。
少し道具にこだわって筆、硯、墨を揃えてみるもの良いですね。
ちょっとした置物としてもおすすめなのが、文鎮。夏野菜や動物、取っ手に「擬宝珠(ぎぼし)」が付いているものまで、書の道具は目にも楽しいです。
「筆選びは用途や硬さの好みもあってとても難しいため、ネットで選ぶのは失敗も多いんです。長く書を続けていただくためにも、ぜひメールや電話などでお問い合わせください」そう最後に南さんはおっしゃっていました。
ならや本舗 JR・都営浅草線 五反田駅 徒歩8分 住所:品川区西五反田7-22-17 TOCビル3F 電話番号:03-3494-2905 営業時間:月~土:10:00~18:00/日・祝日:11:00~17:00 定休日:12/30~1/5、5月第4火・水 http://www.naraya-honpo.com/shop/
6. 加藤五郎商店(青物横丁)
「アイトーさん」と地元で親しまれていた生活雑貨屋さんが、2019年6月に創業者の名をとりオンラインショップと実店舗を合わせた「加藤五郎商店」としてスタート。和食器の専門家による目利きアイテムがそろった店内は、見てまわるだけでもほっこりと和やかな気持ちになる器でいっぱいです。
そんな「加藤五郎商店」の夏のイチオシ商品は【ソラマメ商会】磯貝由香里さんによる手づくりの箸置きシリーズから、水中を涼しげに泳ぎだしそうな「カッパ」(935円)をセレクト。
動物を中心とした50種類ほどのラインナップを揃える箸置きは、置物として買い求めるコレクターも多く、注文から半年ほどかかる人気商品のため、早めに発注をしているそうです。
今年、話題となったあの「アマビエ」の置物を見つけました!
ブスかわな表情がたまらない、そばに置いておきたくなる置物です(大3,850円/小2,200円)。
「以前はご飯茶碗を購入する人が多かったのですが、最近では皿や鉢類などを手に取られる方が増えてきています」店長の流さんにステイホームが続く中、いつもの生活を楽しくする工夫を聞いてみました。
「好きな小皿をたくさん使ってちょい食べ、ちょい呑みなんて楽しいですよ」そんな楽しい世界観をお盆の上に乗せてもらいました。
左から時計回りに「有田焼 十草飯碗」(2,200円)「九谷焼 なまず小付」(4,180円)「九谷焼 碗型小皿」(1,980円)「有田焼 十草湯呑」(2,200円)「九谷焼 鷺色絵小皿」(1,100円)「若狭塗 箸」(1,320円)「ソラマメ商会 ワニ箸置」(935円)「竹の高台盆」(2,970円)。
いつもの食卓にお気に入りのアイテムやちょっとした工夫を加えてみてはいかがでしょう。
加藤五郎商店 京急本線 青物横丁駅 徒歩3分 住所:品川区南品川2-7-8 電話番号:03-3474-1486 営業時間:12:00~18:00 定休日:火 https://katogoroshoten.shop-pro.jp/
(取材:和田富士子/協力:品川区商店街連合会) ※掲載内容は、2020.7.18公開時の情報です。 ※価格は全て税込み
おうちに居ながら商店街を楽しもう! Cool Share Shinagawa #staysafe
8月17日からスタートした「Cool Share Shinagawa #staysafe」キャンペーン。期間中(~9月13日迄)参加オンラインショップで1000円以上の買い物をして専用フォームから応募すると、抽選で65名様に品川区内共通商品券(5,000円分)・参加店の金券(2,000円分)が当たります!
特設サイトでは、今回特集で紹介したお店以外にもひんやりおいしい地元グルメやクールな雑貨・洋服など、20店舗が掲載されています。自分用はもちろん、家族や友人へのギフトにも。個性あふれる品川発のオンラインショップをぜひ覗いてみてください。
▼この夏はオンラインでクールに、お得に、お買い物! 品川区商店街連合会「Cool Share Shinagawa #stayhome」