五反田周辺の個性派カレー店5選
手軽に素早く食べられるカレーは、忙しいオフィスワーカーの味方。オフィス街である五反田にも、数々のカレー人気店があり、カレー激戦区とも呼ばれるほど。王道の名店以外にも、五反田にはまだまだおいしいカレー店がたくさんあります。そこで今回は、五反田周辺で食べられる個性派カレー店を紹介します。(2019.6.14公開、2024.1.27更新)
1. カレーソースはおかわり無料! ボリューム満点な「東印度咖哩商会」
最初に紹介するのは、JR五反田駅西口から徒歩約15分、東急目黒線・不動前駅前にある「東印度咖哩(ひがしいんどかれー)商会」。店名の「東印度」は、香辛料の貿易をしていたイギリスの「東インド会社」が由来。築地にも店舗があるカレー専門店です。
店内は、カウンターの9席のみ。1人で来店するお客さんが多いそうです。
人気は「上々豚カレー(中辛)」(1,250円)。継ぎ足しで作るカレーソースは、鶏ガラと豚バラでとったスープをベースに、リンゴやバナナ、桃などのフルーツを使用。ひと口目はフルーツの甘さを感じられ、あとからじんわりとスパイスの辛味がやってきます。じっくり煮込む工程があるため、完成までに3日かかるとのこと。
具材は、グリルで焼いた皮つきの玉ねぎとニンジン、ジャガイモ。あとからのせる豚バラの角煮はスプーンでもほぐれるほどの柔らかさです。
ごはんは、宮城県にあるオーナーさんの実家の米農家で生産したひとめぼれを使用。1杯のカレーに対して、約250グラムのごはんが2盛りとボリューム満点。大盛り(プラス150円)にすると、この山が3つ、つまり750グラムもあります! カレーソースはおかわり無料なので、ごはんだけ余らせてしまう心配もありません。
また、ライスの代わりにナン、またはライスとナンのハーフ&ハーフにもできます。テイクアウトも可能。
付け合わせには、カウンターに置いてある梅干しを。こちらもオーナーさんの実家の自家製です。「このすっぱい梅干しを目当てに来店する常連さんもいるほど」と店長の藤田賢さん。
そのほか、朝7時からは店頭で「カレーおにぎり」を販売。ツナマヨや高菜、ウインナーなど具のレパートリーは100種類以上。日替わりで約7種類が登場します。
朝食にはカレーおにぎり、昼食にはボリューム満点のカレーで、空腹を満たしてみてはいかがでしょうか?
東印度咖哩商会 ・住所 東京都品川区西五反田4-32-15 石井ビル1階 ・電話番号 03-3495-4474 ・営業時間/定休日 11:30~15:00、18:00~21:30。カレーおにぎりは7:00~売り切れまで(予約可能)/不定休
2. 【閉店】ラー油をかけて食べる新感覚カレー「エビスカレーワークス 五反田店」
※エビスカレーワークスは閉店しました。(2024.1.27) 続いて紹介するのが、JR五反田駅西口から徒歩約5分にある「エビスカレーワークス 五反田店」。昼はカレー専門店、夜はカレーも食べられる居酒屋として、2018年5月にオープンしました。
ガレージを彷彿とさせる内装で、席数はカウンター10席と、店内奥にテーブル2卓8席があります。
人気はサクサクのロースカツと、ヤングコーン、ビーツがのった「牛スジ出汁煮込み名物カツカレー」(890円)。カレーソースは、牛スジや魚介でとった出汁をベースに、玉ねぎやニンジン、セロリなどの野菜、牛スジを使用。とろみはありつつも、なめらかで牛スジの出汁が効いたやさしい味わいです。
そこに、フライドガーリックやアーモンドが入った自家製ラー油を加えるのが、オススメの食べ方。辛さの中に旨味があり、カレーの味が引き締まります。また付け合わせには、大根やショウガを使った自家製福神漬けも用意。ランチはスープ付きで大盛り無料。食券制で、テイクアウトもできます。
実はこちらのカレー、元々は恵比寿にある会員制の飲食店「肉割烹 かつまた」で、まかないや常連へのサービスとして提供していたメニュー。その人気から、カレー専門店を出店することになったそう。「近年、五反田がカレーの街として盛り上がってきているので出店しました。今後は店舗数を増やしていきたい」と店長の竹内祐樹さん。
リピーターが多いそうで、週6日も通う人もいるのだとか! 会員制飲食店の人気カレーを手軽に食べてみてはいかがでしょうか?
エビスカレーワークス 五反田店 ・住所 東京都品川区西五反田2-30-10 セブンスターマンション五反田1階 ・電話番号 03-6337-1669 ・営業時間/定休日 11:30~16:00(L.O.15:30)、17:00~23:00(L.O.22:45)/不定休 ・Webサイト http://curryworks.jp/
【クーポン・特典】注文時に「しながわ観光協会の記事を見た」とお伝えいただければ、温玉トッピングサービス(有効期限は2019年7月末まで)。
3. ナンのおかわり自由! サイドメニューも豊富な「インド・ネパール・チベット料理 maya」
JR五反田駅東口から徒歩約2分。「インド・ネパール・チベット料理 maya(マヤ)」は、在日インド人やネパール人にも重宝されているお店です。目黒と高田馬場にも店舗をかまえます。
広々とした店内は、約60人収容可能。40人から貸し切りができるので、パーティ会場としての利用もオススメです。
人気は「マトンカレー」(写真はランチAセット900円)。トマトと玉ねぎをベースに、カシューナッツが入ったカレーソースは、スパイスが効いた少しピリ辛な味わい。マトンはオーストラリア産のもも肉を使っています。セットで付いてくるナンはもっちり食感で、甘みがあります。ランチタイムは、ナン・ライスがおかわり無料なのもうれしいポイントです。
「日本人の口に合わせた味わいにアレンジしています。カレーの辛さは調整できますよ」と日本語が堪能なスタッフのギリさん。ちなみにスタッフは全員ネパール人で、店名の「maya」は、ネパール語で“LOVE”の意味です。
ディナーでは、「タンドリーチキン」「チキンティッカ」「シークカバブ」や「チーズナン」が人気のメニュー。インド・ネパール・チベット料理を食べたくなったら、「maya」を訪れてみてはいかがでしょうか?
インド・ネパール・チベット料理 maya ・住所 東京都品川区東五反田5-28-12 EX五反田ビル地下1階 ・電話番号 03-5798-2583 ・営業時間/定休日 月~土 11:00~15:00(L.O.15:00)、17:00~24:00(L.O.23:30) 日 17:00~24:00 (L.O.23:30)※日曜日はディナーのみ。/無休
4. 【閉店】創作エスニックカレーとアジアのお酒を堪能できる「ガルーダ」
※エスニック居酒屋「ガルーダ」は閉店しました。(2024.1.27) エスニックカレーを楽しみたい方には、JR五反田駅西口から徒歩約4分にある「ガルーダ」がオススメ。タイやネパール、インドネシアなどのエスニック料理を中心に、創作料理も提供する居酒屋です。ちなみに「ガルーダ」とは、インド神話に登場する神鳥を指します。
提灯などネパールの雑貨で飾られた店内は、カウンター席とテーブル席、個室あわせて約35人収容できます。
ランチには、「ネパーリーカレーセット」(950円)や「スパイシーマトンキーマカレー」、「グリーンカレー」(共に850円)の3種類のカレーを提供しています。
ワンプレートの「ネパーリーカレーセット」には、「野菜のカレー」「チキンのカレー」「大根の漬物(アチャール)」「ピリ辛トマトソース」とごはんがのっており、「豆のスープ」も付いてきます。これは、ネパールの家庭料理で「ダルバート」とも呼ばれる定食メニューです。
これらをごはんに少しずつかけ、混ぜていただきます。ダルバートは子どもからご年配の方まで食べる料理なので、意外にも辛さは控えめ。もし辛味がほしければ、「ピリ辛トマトソース」を加えましょう。
ネパール人スタッフさんが調理するので、カレーは本場の味そのものですが、ごはんは、ジャスミン米と日本米をブレンドしているので食べやすいですよ。
またタイのビールである「シンハービール(生)」(560円)も用意。生ビールタイプを飲めるお店は限られているので、ぜひ「ガルーダ」に来たら飲んでおきたいところ。他にもディナータイムには、タイの焼酎やネパールのラム酒など、珍しいアジアのお酒を豊富に取りそろえています。
オーナーの渡部威人さんは、元ムエタイ選手で、タイで試合を行ったこともあるのだとか! 現在はムエタイジムの経営やムエタイイベントの主催など、幅広い活動をしています。「創作料理も多数そろえた、なかなか個性的なエスニック料理屋だと思いますよ」と渡部さん。
ぜひ、「ガルーダ」でエスニックカレーとアジアのお酒を堪能してみてくださいね。
ガルーダ ・住所 東京都品川区西五反田1-17-1 第2東栄ビル3階 302 ・電話番号 03-6417-0107 ・営業時間/定休日 11:15~16:00、17:00~24:00/不定休 ・Webサイト https://www.facebook.com/garuda.izakaya.9
5. 昔ながらのカレーライス! 「手作りのカレーとコーヒーの店 マジョルカ」
最後に紹介するのは、JR五反田駅東口から徒歩約7分の「手作りのカレーとコーヒーの店 マジョルカ」。1974年に創業した、昔ながらの喫茶店です。店名はスペインにあるマジョルカ島に由来し、食器もスペイン産をそろえています。
スペインをイメージした店内は、カウンター席とテーブル席あわせて24席を用意。BGMにはクラシックが流れています。喫煙可能です。
フードメニューは「カレーライス」(単品680円、コーヒーセット980円~)のみ。カレーソースには豚バラ肉や玉ねぎ、ニンジン、セロリなどを使い、隠し味にリンゴジュースやヨーグルトを加えているそう。意外にもじんわりとスパイスが効いていて、大人向けな味わいです。
定番は、目玉焼きをトッピングしたスタイル。半熟の黄身が、カレーソースをマイルドにしてくれます。
またごはんは、山形県産の「はえぬき」を少しかために炊いています。食後には、チョコレートなどの甘いお菓子のサービスも。
店主は、一代で40年以上経営してきた女性。喫茶店の専門学校に通いコーヒーの淹れ方を習得したのち、同店をオープンしました。「専門学校でキーコーヒーを使っていたので、ここでもキーコーヒーのブレンドを提供しています」と店主さん。
落ち着いた雰囲気の店内では、1人の時間を満喫できること間違いなし。手作りのカレーとコーヒーでリラックスしてみてはいかがでしょうか?
手作りのカレーとコーヒーの店 マジョルカ ・住所 東京都品川区東五反田2-20-1 明石レジデンス1階 ・電話番号 03-3449-4145 ・営業時間/定休日 9:00~17:30 ※カレーはごはんがなくなり次第終了/土曜、日曜
ひと言でカレーと言っても、スタイルはさまざま。五反田を訪れたら、ぜひお好みの一皿を見つけてみてくださいね!
(取材:名久井梨香 編集:鬼頭佳代/ノオト)
(掲載情報は2019.6.14公開時の情報です)