ゆったりできるおしゃれ空間!品川区の喫茶店5選

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青物横丁駅, 大井町駅, 旗の台駅

家にいることも多くなった今日このごろ。たまにはいつもと違う空間で心豊かな時を過ごしませんか?

今回は、品川区内の個性豊かな喫茶店をご紹介します。コーヒーブレイクだけでなく、ランチやモーニングに通ったり、デートや打ち合わせで利用したり。さらには夜に訪れたい穴場スポットも。行きたいお店がきっと見つかるはずですよ。(2022.6.10)

  1. 最高品質のコーヒーを「カフェ ムジカ」(青物横丁)

  2. 最初にご紹介するのは、京急本線・青物横丁駅を出るとすぐ目の前にある「カフェ ムジカ」。正面はレンガ造りで、コーヒー色をした外観が印象的です。

    奥に広がる店内は、カウンター席のほかテーブル席も多め。内装には木が多く使われ、暖かい色の照明でほっと落ち着ける雰囲気です。

    カップ・オブ・エクセレンスの「グアテマラ」(700円)

    香ばしい香りが楽しめる「アメリカン珈琲」はサイフォンで、苦味とコクを味わえる「ストロング珈琲」はネルドリップで抽出するなど、カフェムジカでは豆によって最適な淹れ方を選び、提供しています。

    なかでも目を惹くのは、「カップ・オブ・エクセレンス」の豆を使ったコーヒーを提供していること。これは世界的な品評会で受賞した農園のコーヒー豆だけに与えられる称号です。飲める店が限られるため、この一杯を目当てに来店するお客さんもいるとのこと。

    シーフードドリアセット(930円)

    スパゲッティやグラタンなど、手作りのフードメニューも人気です。シーフードドリアは、ターメリックライスにホワイトソースをかけ、たっぷりのチーズを乗せて焼き上げます。アツアツの状態で運ばれてくるドリアは、クリーミーで食べごたえのある一品!

    リーズナブルな朝のメニューも見逃せません。ドリンクと一緒に注文できる3種類の「モーニングサービスセット」(100〜150円)は、トースト・サラダ・ゆでたまごが付くAセット(100円)、日替わりのバターロールサンド・サラダ・フルーツ付きのBセット、日替わりのサンドイッチ・サラダ・ヨーグルトが付くCセット(以上150円)を用意します。

    同店の創業は1980年。店主の村上泰範さんは、「かしこまった場所ではないので気軽に来てください。コーヒー通でなくても、好きなように味や香りを楽しんでもらえたら」と話します。

    クリームソーダ(600円)

    コーヒーとアイスクリームをシェイクした「カフェクイーン」(700円)や「コーヒーフロート」(600円)、「クリームソーダ」(600円)など、 冷たいドリンクメニューも豊富なカフェムジカ。これからの暑い季節にもうってつけです。ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

     

    カフェ ムジカ
    ・住所 品川区南品川2-4-1
    ・電話番号 03-3474-7213
    ・営業時間/定休日
    平日 7:30~21:00
    土曜 8:00~18:00
    日曜・祝日 11:00~18:00
    ※モーニングサービスセットの提供は月曜〜土曜の11:00まで
    祝日不定休

  3. 豊富なメニューであなたなりのひとときを「DJ」(荏原中延)

  4. DJ

    東急池上線・荏原中延駅から徒歩1分、なかのぶスキップロード(中延商店街)入り口の交差点を横に曲がったところに店を構える「DJ」。食事もしっかり楽しめるカフェレストランとして営業しています。

    DJ
    マスターの高田淳さん(写真左)と従業員の遠藤伸一さん

    マスターの高田淳さんは1992年に「DJ」をオープン。所属するボランティアグループの名前と自身のお名前の頭文字をそれぞれとって、店名を決めたそうです。

    看板商品の「日替りランチメニュー」は、ドリア(グラタン)・ピラフ・パスタ・ハンバーグ・サンドイッチの5品から2品を選べます。ハーフセットは750円!

    DJ 中延
    ランチハーフセット(750円)とセットドリンクのコーヒー(150円)

    この日は「鮭と小えびと玉子塩味スパゲッティ」と「カレードリア」のハーフセットをいただきました。小さなサイズかと思っていましたが、大満足のボリュームです。メニューは毎日入れ替わり、通い続けても飽きることはなさそうですね。

    「できるだけ多くのニーズに応えたく、品ぞろえに関しては選びやすさを重視しました。飲み物を頼まずに料理だけ食べていきたい方もいるでしょうし、毎日でも来ていただけるように工夫しています」と話す高田さん。

    DJ
    2種類のモーニングセット(写真はセットB、630円)

    このほか、カレーやシチュー、タコライス、ピザにデザートなど、単品メニューの幅広さにも驚きました。ほぼ全てのメニューでハーフサイズを選べるため、フードの総メニュー数は200種類以上。

    もちろんドリンクも多彩で、コーヒー、紅茶、ジュース、シェイクなど100種類以上を用意。メニュー表を眺めるだけでもわくわくします。

    DJ
    ソーダフロート(500円)

    しっかり食べたいときにも、小腹を満たしたいときにも、DJさんに行けば困りませんね。

     

    DJ
    ・住所 品川区東中延2-1-3
    ・電話番号 03-3786-8506
    ・営業時間/定休日 10:00〜22:00/日曜
    ※モーニングセットの提供は11:00まで

  5. 1945年から続く町のケーキ屋さん「COFFEE & SWEETS AWAYA(アワヤ洋菓子店)」(大井町)

  6. JR京浜東北線・大井町駅東口を出てすぐ、大井銀座商店街の角にある「COFFEE & SWEETS AWAYA(アワヤ洋菓子店)」は、1945年のオープンから同じ場所にお店を構え続ける地元の老舗です。

    店長の高村夏之さん

    2階建ての店内には計49の客席があり、テーブル席でゆったりと過ごすこともできます。店長の高村夏之さんは「歴史のある店なので、長年通ってくださっているお客さまも多いです。ホッとひと休みできる空間で、これからもやすらぎを提供していけたらなと思います」と笑顔で話してくれました。

    ケーキとコーヒーのセット(1,050円)

    高村さんのおすすめは、4種のフルーツが味わえる「ブリストル」(550円)。色鮮やかで見た目にも楽しく映ります。口に広がる爽やかな果物の甘みがたまりません。

    「トアルコ トラジャ」というインドネシア産の豆を使ったコーヒー(585円)もおすすめの一つ。コクがある味で、ケーキとの相性を考えて提供しているそうです。アイスは味がしっかり出るようにネルドリップで抽出し、苦味の強さとさっぱりした味わいが特徴。

    リンゴをたっぷり使った「アップルパイ」(580円)は、満足のボリューム。香り高いコーヒーともよく合います。

    季節ごとに登場するケーキなど、ショーケースには常時約20種類の洋菓子が並びます。大井町におでかけの際は、ぜひアワヤ洋菓子店でひと休みしてはいかがでしょうか?

     

    アワヤ洋菓子店
    ・住所 品川区東大井5-3-10
    ・電話番号 03-3471-9038
    ・営業時間/定休日 11:00〜19:00(時間短縮営業中)/火曜、隔週月曜

  7. 大きなパフェで笑顔の時間を「王様とストロベリー」(武蔵小山)

  8. 東急目黒線・武蔵小山駅から徒歩2分、武蔵小山商店街パルムの中にある「王様とストロベリー」。1985年のオープン以来、学生から家族連れ、年配の方まで地域の人に親しまれるお店です。

    ドアをくぐると、ケーキの並ぶショーケースが目に入ります。普段のデザートからお誕生日向けまで用意されたケーキは、テイクアウトも可能です。

    奥行きのある広い店内には、落ち着いたクラシックが流れます。店主の飛永昌之さんはコーヒー問屋出身で、さまざまな人が集まって仲良く過ごす「喫茶室」という空間に感動し、この世界にのめり込みました。

    ジャンボパフェ・チョコレート(680円)、ムサコセット(800円、ナポリタンとコーヒー)

    名物はなんといっても「ジャンボパフェ」。6種類のフレーバーから選ぶことができ、トッピングはいちご(260円)、バナナ(200円)などを追加できます。これより大きく約60センチの高さになる「キングパフェ」は、パーティーの花形メニューとして長年愛されています。

    パスタにコーヒー・紅茶もしくはケーキを選ぶ「ムサコセット」もおすすめ。ナポリタンはトマトの風味が濃く味わえる一品です。

    飛永さんは「とにかく、みんなに楽しく笑顔で過ごしてもらいたい。自宅で鍋を囲むように、この店ではみんなでくつろぎながら仲良くパフェを食べてもらえたら」と話します。

    過去には、修学旅行生が連れ立って訪れたり、キングパフェをトロフィーに見立てて運動部の祝勝会が開かれたり、特別な思い出の場としても愛されてきた王様とストロベリー。家族や友達と、みんなで行きたいお店です。

     

    王様とストロベリー
    ・住所 品川区小山3-24-3
    ・電話番号 03-3787-0443
    ・営業時間/定休日 9:00〜22:00/年中無休
    ・URL https://osamatostrawberry.owst.jp/

  9. 夜に楽しむ喫茶メニュー「ウサギヤ」(旗の台)

  10. 最後は少し変わった喫茶スポットをご紹介。東急池上線・大井町線旗の台駅東口から徒歩1分の「ウサギヤ」は、2021年春にオープンしました。

    ガラス張りの入り口で、店内には低めのカウンターテーブルを設けます。6坪という面積ながらも開放感のある印象です。

    実はこちら、クラフトビールと日本酒を中心に提供する居酒屋なんです。コロナ禍で酒類の提供を控える動きがあったことから、オープン当初「純喫茶ウサギヤ」という屋号でカフェ営業をしていた期間があり、その頃の喫茶メニューを現在も提供しています。

    子供のクリームソーダ(各400円)

    「子供のクリームソーダ」は、「あかね色」「空色」「メロン」の3種類。レトロなデザインのグラスもかわいいですね。

    また、見た目は同じでもアルコール入りのお子様厳禁メニュー「大人のクリームソーダ」(500円)も用意します。珍しがって注文する人も多いのだとか。

    喫茶プリン(450円)、ナポリタン(580円)

    「甘いものが大好き」という店主・鵜藤高広さんの好みが詰まった「喫茶プリン」は、プリンの甘さとカラメルの苦みが良いコントラストに。

    「ナポリタン」は、ゴロゴロとした厚切りベーコンにもちもちしたパスタが美味しい一品。「変わったナポリタンにしようかと試行錯誤したが、結局スタンダードな形が一番だと気づきました」(鵜藤さん)

    「お酒やつまみもありますが、喫茶店としても気楽に利用してほしいです。お皿もかわいいものを選んでいるので、ぜひ写真をたくさん撮ってSNSに投稿してください」とほほ笑む鵜藤さん。

    クラフトビールは8種、日本酒もさまざまな銘柄を常時入れ替えつつ提供しているので、お酒と甘いものの組み合わせが好きな方も見逃せませんね。

     

    ウサギヤ
    ・住所 品川区旗の台3-11-8
    ・電話番号 03-4361-9781
    ・営業時間/定休日 16:00〜23:00/不定休(インスタグラムで告知)
    ・URL https://www.instagram.com/usagiya.hatanodai/

    以上、品川区の喫茶店をご紹介しました。どのお店もこだわりのあるメニュー展開や空間づくりをしていて、きっと素敵な時間を過ごせると思います。気になるお店があったらぜひ足を運んでみてくださいね。

    ※記事中の店舗情報は2022年6月上旬の内容です。店舗の営業時間、提供内容は変更となる場合がありますのでご了承ください。撮影時のみマスクを外していることがあります。

    (取材:小林景太/ノオト 編集:森夏紀/ノオト)

     

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