戸越・中延・武蔵小山・西小山のお手軽あったかグルメ

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戸越・中延・武蔵小山・西小山の商店街で、寒い時期に食べたくなる”商店街グルメ”を発見! 温かいチャイや鶏粥、揚げたてのコロッケ、焼き立ての小籠包に焼き鳥など。散歩中に立ち寄れる、あったか食べ歩きスポット5店舗をご紹介します。(2022.1.27)

  1. 焼き鳥を食べて心の交流! 心があたたかくなるお店 「つくば鶏 銀や」(西小山)

  2. 最初にご紹介するのは、東急目黒線西小山駅すぐ近くにある焼き鳥居酒屋「つくば鶏 銀や」。国産地鶏の焼き鳥をはじめ、串焼きやおでん、一品料理など全てのメニューをテイクアウトできます。

    今回は看板メニューの焼き鳥と、店長の白鳥晴弘さんオススメのもつ煮込みをご紹介します。

    このお店の焼き鳥は定番の「ねぎま」や「つくね」(以上、1本=160円)をはじめ、変わり種の「ももニンニク」や「皮巻ニンニク」(以上、1本=200円)など12種類。

    味付けは白鳥さんが独自にブレンドした甘辛いタレ、塩、黒コショーの3種類から選べます。特に人気な串は「もも」や「ぼんじり」(以上、1本=130円)、手羽先(1本=200円)などとのことです。

    たくさん食べたい人や家族向けに「タレ塩ミックスセット」や「スタミナセット」(以上、5本=600円)、「おまかせパック」(5本=600円、10本=1,200円)もあります。

    もつ煮込(350円)は長時間煮込まれており、臭みもなく柔らかくて食べやすくなっています。多くの人がもつ煮込みと焼き鳥とお酒を頼むそうですが、今回は仕事中のためウーロン茶をいただきました(笑)。

    白鳥さんは元フリーのアナウンサー。アメリカで起きた同時多発テロ事件がきっかけで60歳の頃から現在まで約20年間、アフガニスタンへの支援活動をしているそうです。

    この店はその活動の一環として、ご友人から受け継ぎ、アフガニスタンからの留学生の職業訓練の場として活用していたそうです。役目を終えた後は、地元の人たちに愛されるお店になっています。

    「アフガニスタンの支援でも、店作りでも共通して『心の交流』を目指しています。心で通じ合えば、笑顔にあふれて元気になれる。当店に足を運んでくれる方もぜひ、『心の交流』をしてほしい」と白鳥さんは笑顔で話してくれました。

    テイクアウトだけでなく、店内での飲食もおすすめ。謎解き後に、一杯飲みにきたくなるお店です。

    店舗名 つくば鶏 銀や
    ・住所 東京都品川区小山6-5-1
    ・電話番号 03-3785-9404
    ・営業時間/定休日 15:00~20:00/火曜日
    ※営業日時は変動する場合があります。

  3. 【閉店】オーガニックチャイで温活しチャイな! MOCS(武蔵小山)

  4. ※MOCSは、2023年7月31日に閉店しました。

    次に紹介するのは、武蔵小山商店街パルムのアーケード通りから1本入った路地にあるのが「Murti Organic Chai Station(ムルティ オーガニック チャイ ステーション)」、通称「MOCS(モックス)」です。アイリッシュパブ「シェイマスオハラ」の昼時間帯に営業しています。

    オーナーのヴィジェイさんはインド出身。コロナ禍をきっかけに、自身の健康について考えるようになったそうです。そして、食生活をオーガニックやナチュラルな食材中心に変えたところ、目に見えてポジティブな体の変化があったとのこと。

    そんな経験を元に、多くの人に健康を届けるためインドで昔から健康効果が高いとされているチャイの専門店をオープンしました。

    「チャイには多くのスパイスが入っており、免疫力アップや精神を安定させるなど心身ともに効果が期待できる。当店のスパイスは全てインド産でオーガニック、自然栽培など厳選したものを使用している」とヴィジェイさん。

    定番メニューの「チャイラテ」(600円)はシナモンとカルダモン、クローブ、ジンジャー、スターアニス、ブラックペッパー、ローリエの7種類のスパイスが入っています。くどくない甘さとしっかりと香るスパイスが楽しめます。

    寒い冬にはラム酒を加えた「ラムチャイ」(キャプテンモルガンラム=1,400円、オールドモンクラム=1,600円)も人気だとか。スパイスとアルコールでよりあったかくなれそうですね。

    他にも、オリジナルのスパイスカレー(1,100~1,300円)や自宅用の「濃縮スパイスチャイ」(500ml=3,500円)なども提供しています。お腹が空いた方や家でも温かいチャイを楽しみたい方には嬉しいですね。

    ヴィジェイさんは「いくつかのスパイスには脳機能を改善する働きがあるという研究も。チャイを飲むと謎が早く解けるかもしれません。ぜひ、当店のチャイを飲んで謎解き中に冷えた体をポカポカにしてほしい。コロナ禍で大変だと思いますが、健康を維持して乗り越えましょう!」と笑顔をみせてくれました。

    あったかくなれる上に健康面も期待できるなんて、一石二鳥ですね!

    MOCS(Murti Organic Chai Station)
    ・住所 東京都品川区小山3丁目24−14
    ・電話番号 090-7059-4049
    ・営業時間/定休日 月曜日 11:00~18:00 火~日 11:00~16:00/金曜日
    ※営業日時は変動する場合があります。最新情報はインスタグラムにてご確認ください。
    ・Instagram:https://www.instagram.com/murti.chai/

  5. 好きな串を自由に選ぼう! 最速のファストフード 「鳥勇 本店」(武蔵小山)

  6. 「小腹が空いた! あったかい焼き鳥をすぐに食べたい!」という方におすすめなお店がこちら。

    東急目黒線武蔵小山駅から徒歩8分ほど、武蔵小山商店街端にある焼き鳥店「鳥勇 本店」。昭和元(1926)年創業の老舗です。店名は、創業者である板倉勇さんの名前から一字取って付けられたのだとか。

    このお店は注文方法が独特と有名です。店頭で立ち食いができ、料金は後払い。店員さんから使い捨てのお皿を受け取り、保温台に並べられている焼き鳥を自由に取って食べられます。

    好みの焼き鳥を選んだら、台の中央部分にあるタレにつけ、ぱくり。お肉はプリプリとして、柔らかく、甘辛いタレとの相性もバツグン! お持ち帰りの場合は、店員さんに直接声をかけて、パックに詰めてもらいましょう。

    メニューは合計10種類あり、1本170円です。タレは皮とレバー、砂肝を組み合わせた「ミックス」と1日40本限定の「うなぎ」をはじめ、「ヒナ肉」、「ネギ肉」、「シシ唐」、「レバー」、「ツクネ」、「皮」の8種類。塩が「ナンコツ」と「砂肝」の2種類です。

    お肉は岩手県と山梨県産のものを使い、タレは創業当初からの秘伝のタレを継ぎ足して使用しています。

    創業当初は精肉店としてスタートした同店。昭和5(1930)年ごろ、それまでは捨てていた皮とレバー、砂肝を串に刺して焼いたところ(現在のミックス)好評だったため、今の焼き鳥店に営業転換をした歴史があるのだとか。当時から、特徴的な注文方法は変わっていないようです。

    おいしい焼き鳥を食べていると、欲しくなってくるのがお酒ですよね!(笑)本店のアルコールメニューは缶ビール(300円)のみ。持ち込みは禁止されていますのでやめましょう。

    同じく武蔵小山周辺にある「一番通り店」と「武蔵小山ザ・モール3号店」では、ドリンクメニューがもっと充実しているのだとか。気になる方は支店にも足を運んでみて下さい。

    店長の菊池健さんは「ふらっと立ち寄って軽く食べられるこの方式はとても好評で、小腹を満たしに1~2本だけつまみにくる方も多い。謎解きに参加している方も、間食感覚でぜひ!」と笑顔を見せてくれました。

    鳥勇 本店
    ・住所 東京都品川区荏原3-5-11
    ・電話番号 03-3781-0096
    ・営業時間/定休日 11:30~19:00/無休
    ※営業日時は変動する場合があります。

  7. 上海のソウルフードで、心も体もポカポカに! 「焼き小龍包&鶏粥 龍輝」(戸越銀座)

  8. 続いて、戸越銀座商店街にある「焼き小籠包&鶏粥 龍輝(りゅうき)」。店名にもあるように、焼き小籠包と鶏粥(とりがゆ)が看板メニューの中華料理店です。

    龍輝という店名には、店主の劉輝(りゅう・き)さんの名前の「劉」の字を「小籠包」という名前にも使われている「龍」という字に置き換えたもの。小籠包専門店としての思いが込められているそうです。

    「焼き小籠包」(2個入り=270円、4個入り=430円、6個入り=640円)は、ひき肉などの具材をオリジナル配合の皮で包んだもの。全て国産の食材でこだわり、店内で1つひとつ丁寧に手づくりをしています。

    包み終えた包子(パオズ)を鉄鍋にぎっしりと敷き詰めて、1~2分かけて焼き色をつけ、水を加えて6分間蒸し焼きにして完成!

    小籠包にはしで穴を開けると、あつあつの肉汁があふれ出し、見ているだけであったかい気持ちになれますね。口に運ぶとモチモチカリカリ食感とお肉のジューシーな味わいが楽しめます。くれぐれもやけどにはご注意ください!

    味付けは日本人向けに少しアレンジされており、上海のものと比べて甘みを抑えているそうです。持ち帰りする際は温めなおしてもらえるので、いつでもあたたかい小籠包が食べられますよ。

    もう一つの名物が、新潟産コシヒカリのお米と国産親鳥をまるごと2時間かけて、じっくりと煮込んだ「鶏粥」(370円)。

    お米は完全にくずれ、なめらかな口あたりを楽しめます。ふりかけられている揚げせんべいは食感のアクセントに! 鶏だしのコクと日高昆布の甘み、だし醬油、ショウガのやさしい味わいが楽しめます。どこか懐かしい味が、心と体をポカポカにしてくれますね。

    「上海では、焼き小籠包も鶏粥もソウルフードです。私も少年時代には朝食でよく食べていました。この味を日本の人にも伝えたいと思い、10年近くお店を続けています。味には自信があるので、まずは一度食べてほしいです」と劉輝さん。

    上海のソウルフードを食べて、元気に謎解きにチャレンジしましょう!

    焼き小龍包&鶏粥 龍輝
    ・住所 東京都品川区戸越2-6-4
    ・電話番号 03-6426-8929
    ・営業時間/定休日 11:00~20:00/無休
    ※営業日時は変動する場合があります。
    ・URL https://www.ryuki-a-and-r.jp/

  9. 全20種類以上!揚げたてお惣菜 「肉の伊吾田」(中延)

  10. 最後に紹介するのが、都営浅草線中延駅近くにある「肉の伊吾田(いごた)」。中延スキップロードで50年以上続く、昔ながらの精肉店です。

    このお店の特徴はお総菜の種類が多いこと! 精肉店ならではの「一口ヒレカツ」(60円)や「ロースカツ」(350円)、「すき焼きコロッケ」(100円)をはじめ、魚介系の「エビカツ」(180円)や「カニクリームコロッケ」(150円)。

    さらに、野菜系の「コーンクリームコロッケ」(100円)や「かぼちゃコロッケ」(40円)、おやつにぴったりな「あんドーナツ」(80円)など幅広く、全20種以上取り揃えています。

    3代目社長の伊吾田貴一朗さんは、「お客さんが飽きないように、5年ほど前からどんどん商品の種類を増やしていきました。低価格で提供しているのは、支えてもらっている地元の人への恩返しのようなものですね」と話してくれました。

    特に人気のメニューは「昔ながらのコロッケ」と「メンチカツ」、「アジフライ」(以上100円)、「白身魚のフライ」(50円)。これらは休日には、それぞれ200個以上売り上げることもあるんだとか。

    使っているパン粉は、武蔵小山の中屋パン粉工場のもの。多くのとんかつ店が愛用しているそう。お肉は、伊吾田さんが週2回、品川の東京中央卸売市場食肉市場に買い付けに行っているのだとか。

    「自分が良いなと思った食材だけを選んで、揚げ物を作っています。日中であればすぐに揚げるので、揚げたてが食べたい人は遠慮しないで言ってください」と笑顔をみせてくれました。

    伊吾田さんの人柄が、地元の人に愛される理由の一つかもしれませんね。謎解き中のおやつにも、夕ご飯のおかずにも最適なお店です!

    肉の伊吾田
    ・住所 東京都品川区東中延2-10-14
    ・電話番号 03-3782-2529
    ・営業時間/定休日 10:00~18:00/水曜・日曜日
    ※営業日時は変動する場合があります。

    どのお店も商品だけでなく、店主さんの人柄もあったかく、元気がもらえるお店ばかり。謎解きウォークの合間に、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

    しながわ商店街謎解きウォーク「しながわ de 宝探し」 | しながわ観光協会 

    ※記事中の店舗情報は2022年1月中旬の内容です。店舗の営業時間、提供内容は変更となる場合がありますのでご了承ください。

    (取材:西村重樹 編集:鬼頭佳代/ノオト)
    (2022.1.27)

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    好きな串を自由に選ぼう! 最速のファストフード 「鳥勇 本店」(武蔵小山)
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