大井競馬場に遊びに行こう!東京シティ競馬ビギナーズガイド

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大井競馬場前駅, 立会川駅

「東京シティ競馬(TCK)」の愛称で親しまれる大井競馬場。最近では、仕事帰りに気軽に寄れるアミューズメントスポットとして、女性グループやファミリーでの来場が増えているそう。初めて競馬場を訪れる人も安心して楽しめる、TCKの遊び方をご紹介します。(2018.10.06)

  1. 「大井競馬場」ではレースを毎月開催

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    というわけで、初めてTCKにやってきました!

    競馬場までは、JR浜松町駅から東京モノレールで2駅。レース開催日は、錦糸町駅、大森駅、大井町駅から無料バスを運行します。アクセスの良さが魅力のひとつです。

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    レースは基本的に毎月開催。ひと月に約1〜2週間の開催期間が設けられます。まずは行きたい日にレースが開催されているかどうか、WEBサイトなどで確認しましょう。

    4月から12月までは平日夜に開催(一部休日開催あり)。14時ごろの開門から20:50の最終レースまで、約30分の間隔で12レースが行われます。

    入場料はたったの100円! 15歳未満は無料です。入場後は、勝馬投票券(馬券)の購入に関わらず、場内の好きな場所で自由に観戦できます(有料指定席あり)。

  3. まずは「パドック」で競走馬を眺めてみよう

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    今回、競馬ビギナーに場内を案内してくれるのは、広報係の坂木龍太郎さん。乗馬もされるという大の馬好きです。

    坂木さんによると、TCKは「昔から新しいことにチャレンジする競馬場」。日本で初めてナイター競馬を開催したのもTCKなのだそう。

    レース以外にも、子ども向けのヒーローショーや大型グルメフェスなど、季節ごとにさまざまなイベントを開催しています。その親しみやすさがきっかけか、数年前から女性グループや家族連れの来場者が増えているそうです。この日も場内には会社帰りの女性グループが多くいました。

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    まず案内してもらったのは、試合前の競走馬が周回する「パドック」。こちらでは、これからレースに出場する馬の様子を見ることができます。

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    「競馬場に初めて来る方は『競走馬ってきれい!』と、驚かれることが多いですね」と坂木さん。確かにどの馬も毛並みがとっても艶やか! 馬の迫力を間近で眺められるパドックは、ビギナーも馬をたっぷり楽しめるスポットかもしれません。

    パドックでは、馬の体つきや振る舞いに注目! 馬の様子や当日の体調などを見ながら、買う馬券を考えます。初心者にもわかりやすいのは、お尻の筋肉のつき方や歩き方なんだそう。まずは、筋肉があり、足取りがしっかりしているかを見てみましょう。

  5. 気になる馬は見つかった? 馬券を買ってみよう

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    競走馬に興味がわいたところで馬券の発売所へ。発売所のモニターには次のレースに出場する競走馬のデータや賭け率が並びます。

    発売所のカウンターに設置された投票カードを手に取り、どの馬に賭けるのか書きましょう。

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    投票カードはマークシート式なので、初心者でも記入は簡単。どの馬を選べばいいのか悩んでしまったら、パドックで見つけたお気に入りの馬や、好きな色・数字など運に任せるのもアリです!

    賭け金は100円からでOKなので、気軽に始められるのがうれしいですね。

    投票方法はいくつかありますが、競馬初心者なら1着予想の馬を1頭だけ選ぶというシンプルな「単勝」がおすすめです。

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    券売機に記入済みの投票カードを入れ、今回の賭け金100円を投入。

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    その場で勝馬投票券(馬券)が発券されました。レースの結果が出るまで失くさないようご注意を。

    馬券が入手できる時間はレースごとに決まっています。通常はレース開始数分前まで投票できるため、モニターに表示される残り時間をチェックしましょう。

  7. 白熱のレースを間近で感じる「ゴール前」での観戦がおすすめ

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    いよいよレース観戦です。開始時刻が近づくと、場内のお客さんが徐々に馬場へと集まります。

    「レースを観戦するなら、ゴール近くがおすすめです。競走馬の迫力はもちろん、試合運びとともに熱を帯びる観客席の雰囲気を肌で感じてくださいね」と坂木さん。

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    その日行われるレースの中でも目玉となるのが「メインレース」です。通常は、最終レースの1つ前である11レースで開催されます。場内には多くの声援が飛び交い、盛り上がりました。

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    「競走馬のスピードに圧倒されちゃって、着順がよくわからなかった~」という人もご安心を。レース後は場内のモニターに結果が映し出されます。予想が当たったら、忘れずに払い戻し機で手続きを行いましょう。

    ちなみに私は、残念ながらこの日予想したレースはすべてハズレ。好きな数字や馬の名前で選んでいたので当たらないだろうと思っていましたが、やっぱり悔しい……。でも、夜の馬場を颯爽と駆け抜ける馬の姿を見るだけで、なんだか新鮮な満足感を味わえました。

  9. 「4号スタンド」で昔ながらのB級グルメをチェック

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    TCKで見逃せないもう一つの楽しみが、競馬場グルメです。場内には飲食店が約40店舗あり、ボリュームのある食事からおつまみまで、さまざまなフードメニューがそろっています。

    なかでも、昔ながらの競馬場の雰囲気を感じられる4号スタンド1階では、根強い人気のB級グルメを食べられます。

    TCKがオープンした1950年頃から営業を続けているという「幸福堂」。中央の券売機から向かって右側では食事メニュー、左側ではおつまみメニューを提供するお店です。

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    こってりとした白味噌ベースの「もつ煮込」(500円)。濃厚な味わいとピリ辛な風味で、一緒に購入したビールが止まらないおいしさです。

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    牛すじとコンニャクをしょう油ベースで煮込んだ「牛すじ煮込」(500円)も人気メニューのひとつ! 坂木さんは、「もつ煮込」か「牛すじ煮込」のどちらかを選んでカレーにかける「合いがけカレー」(700円)がお好きなんだとか。

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    「幸福堂」近くにある「びっぐうぃんど」のおすすめは「黒焼きそば」(470円)。キクラゲと豚肉を具材に、イカスミ由来の黒いソースを絡めた焼きそばは、糸唐辛子が良いアクセントです。

  11. 甘いものが食べたくなったら「スイーツステーブル」へ

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    食後のデザートも競馬場内でゲットしましょう! 厩舎(きゅうしゃ)のような外観が目印の「スイーツステーブル」では、クレープやワッフルなどのデザートを食べられます。

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    ハワイアンスイーツを提供する「MINO’ AKA HAWAII (ミノアカハワイ)」では、5種類の味が用意されたハワイアンドーナツ「マラサダドーナツ」(各250円)や「サンデーソフトクリーム」(350円〜)がいただけます(時期により変更あり)。

    外はさっくり、中はふわっとした食感が特徴のマラサダドーナツは、小腹が空いたときにぴったり。1つ購入した後、また食べたくなって追加で買う人もいるのだそう。砂糖をまぶした「プレーン」のほか「シナモン」が人気です。

    TCKの屋外では、「スイーツステーブル」の外観をはじめライトアップされた場内を楽しめます。フォトスポットも多数あるので、初めてのナイター競馬の思い出に記念撮影をしてみては。

  13. 競馬観戦型レストラン「ダイアモンドターン」でレースを一望

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    同じ4号スタンド内でも、1階のB級グルメエリアと対照的なのが4階フロアにある競馬観戦型レストラン「ダイアモンドターン」です。

    こちらでは、レースを観戦しながらブッフェスタイルの食事を楽しめます。カップルにぴったりの2人がけソファシートから50人ほどが座れるグループシートまで用意されており、幅広いシチュエーションで利用できます。

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    フードメニューは和洋中を取り交ぜ、常時約80種類を提供しているそう。料金はシートによって異なりますが、1人あたり5,000円ほど。屋外での観戦とは違い、天候に左右されずにレースを楽しめるのがうれしいですね。

    ダイアモンドターン
    ・場所 大井競馬場内4号スタンド4階
    ・電話番号 03-5767-7227
    ※電話でのお問い合わせ受付時間:TCK開催期間中(開門~最終レース発走時刻)

  15. 関東最大級のイルミネーションイベント「TOKYO MEGA ILLUMINATION」

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    さらに、10月7日からは新イルミネーションイベント「TOKYO MEGA ILLUMINATION」がスタート。

    夜景評論家の丸々もとお氏がプロデュースする同イベントは、なんと約800万球の電飾を使った関東最大級の規模。過去から現在、未来へと続く東京の風景をイルミネーションで表現します。

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    正門をくぐると、足元には東京23区の夜景をイメージした「TOKYO TWINKLE MAP」が広がります。マップの上を歩いていくと、花火が打ち上がったり、名所が出現! 「Shinagawa」もあるので、ぜひ探してみてくださいね。

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    内馬場に通じるトンネルは、過去の東京へとタイムスリップする「TOKYO TIME TUNNEL」に。「各時代に息づく馬」をテーマに、さまざまな馬のシルエットが壁面を駆け抜けます。

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    トンネルを抜けると、そこは江戸時代。棚田や水田といった農村風景をモチーフにしたイルミネーション(「江戸極彩棚田」「THE GENFUKEI」)は、ダイナミックな色の変化に注目です。

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    江戸の城下町を再現したエリア「江戸にぎわい光夜」では、壁面のスクリーンによる映像演出が楽しめます。

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    さらに進んでいくと、光り輝くパネルが立ち並ぶ「明治サプライズ迷路」が出現。「TOUCH!」と表示された箇所に触れると、明治時代の芸術作品をモチーフにした映像が動き出します。

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    ステンドグラス風のレトロな明かりが目を惹く「大正ロマン光庭園」。シャーベットカラーの照明が素敵です。

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    そのほか、グルメスポットも充実。TCKオリジナルのクラフトビールを肉料理とともに提供する「STAR LIGHT(スターライト)」や、台湾屋台をイメージした「台湾夜市」、メガイルミ営業日のみ限定オープンする抹茶のスイーツなどをそろえた和風カフェ「和〜nagomi〜」などが出店します。どこでごはんを買おうか迷ってしまいますね。

    TOKYO MEGA ILLUMINATION
    ・営業日時 2018年10月7、13、14、20~28日、11月3、4、10、11、17~25日、12月1、2、8、9、15、16、22~24、28日、2019年1月12日~3月31日
    平日18:00〜22:00、土日祝17:00〜22:00
    ※TOKYO MEGA ILLUMINATION 営業日には、大井競馬は開催いたしません。
    ・料金 18歳以上=1,800円、小中高校生=1,000円
    問合せ先:03-3762-5230(東京メガイルミネーション運営事務局)

    迫力の競走馬やきらめくイルミネーション、B級グルメからブッフェレストランまで。幅広い選択肢の中から自分にぴったりの楽しみ方を見つけられるのが、TCKで遊ぶ醍醐味なのかもしれません。日の入りが早まるこれからの季節、長い夜をTCKで満喫するのはいかがでしょう?

    大井競馬場
    ・住所 東京都品川区勝島2-1-2
    ・アクセス 東京モノレール 大井競馬場前駅 徒歩2分 京急線 立会川駅 徒歩12分
    ・営業時間 開催日による

    取材・文:森夏紀(ノオト) 編集:松尾奈々絵(ノオト) イルミネーション撮影:栃久保誠

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    「大井競馬場」ではレースを毎月開催