品川区のおいしいパンをご紹介!
春の訪れを感じさせるこの季節。品川区にはおいしいパンを販売するお店がとてもたくさんあります。今回はパン専門店だけではなく、創作料理店からコーヒーショップまで、おいしいパンが食べられるお店を幅広く紹介します。(2020.3.30)
1. 調味料も手作りのテイクアウト専門店「sandwich & salad nico」(大崎)
大崎駅西口から歩いて4分のところに、サンドイッチのテイクアウト専門店「sandwich & salad nico」があります。
小さな店内には、約60種類以上の商品が所狭しと並びます。サンドイッチとサラダのお店ですが、焼き菓子やスープも人気です。
パンの種類が多いのは「お客さんにわくわくしてもらいたいから」。調味料も手作りにこだわります。
今回のお目当てであるサンドイッチは、ショーケースに2列になって並んでいました。店主の東扶有子(ひがし・ふゆこ)さんが「最後の一口までおいしく食べてもらいたい」とこだわる通り、端っこまで具がしっかり詰まっています。
サンドイッチと共に人気なのはスープ。特に寒い時期は、スープが真っ先に完売する日も多いのだとか。
一番人気の「nicoサンド」(380円)は、ツナサンド、ポテトサラダ、たまごサンド、野菜とハムの4種類がそろった、彩りも鮮やかなセット。ふわふわのたまごやシャキシャキとしたにんじんなど、食感もおいしいんです。
スープの中でも特に評判の「洋風かす汁(280円)」は、酒かすが苦手な東さんが「自分がおいしく飲めるものを作りたい」と考案した一品。
テイクアウト専門なので、もう少し暖かくなったら公園のベンチに座ってランチ、なんていかがでしょう。
sandwich & salad nico ・住所 東京都品川区大崎3-5-2 エステージ大崎112 ・電話番号 03-6431-9492 ・営業時間 9:30~15:00 日曜・月曜・祝日定休 (不定休あり)
2. ワインで「パン呑み」はいかが? イタリアン「Cizia」(西小山)
西小山駅から西小山商店街を抜け、2分ほど歩くとイタリアン「Cizia(チッツィア)」が見えてきます。
料理に合うパンと自然派ワインを一緒に楽しむ「パン呑み」ができるこちらのお店は、2019年11月にオープン。「自家製のパンとイタリア料理、自然派のワインを組み合わせたお店を持ちたかった」と笑顔で話すのは、オーナーシェフのばばかつえさんです。
昼はパスタにパン、スープの付いた「パスタランチ」(1,100円~)が、夜は「本日のパンたち」(100グラム/300円)のほか、「麦のサラダ」(600円)や「砂肝のコンフィ」(600円)が人気です。
「本日のパン」では、やわらかいフォカッチャや北海道産の小麦を使ったハード系のパンなど、4種類を日替わりで提供します。
「麦のサラダ」は、北海道産の無農薬栽培した麦を玉ねぎのマリネと和えたもの。「製粉してパンにするだけでなく、この麦そのものを料理に使いたいと思って」とばばさん。
ワインも食材も、顔の見える生産者から買うのがCiziaのこだわり。時期によっては、店内で作る自家製パンにワイン生産者が育てたブドウからできた酵母を使うこともあるそう。
近所のお客さんが集まる店内には、ばばさんと話すために来るという常連さんも。ついつい長居したくなる、居心地の良いお店でした。
Cizia ・住所 東京都品川区小山6-6-3 ・電話番号 03-6314-3965 ・営業時間 火曜~土曜 12:00~14:30(L.O 14:00)、18:00~23:00(L.O.22:00) 日曜 12:00~17:00(L.O.16:00) 月曜定休 (日曜・祝日 不定休あり)
3. 毎日食べても飽きない、家庭の味「ALL DAY BRUNCH TO GO」(荏原町)
荏原町駅から仲通りを歩いて1分にあるテイクアウト専門店「ALL DAY BRUNCH TO GO(オールデイ ブランチ トゥ ゴー)」。
ショーケースにはサンドイッチや焼き菓子、金曜日と土曜日にはカレーも並びます。
「毎日食べても飽きない、家庭の味を提供したい」と語るのは店主の土生あかりさん。
加工肉以外のサンドイッチの具は、お店で手作り。カレーもオーダーが入ってから温かいものを盛り付けるなど、ひと手間を惜しまず、シンプルで安全安心なメニューを作ることを心がけています。
サンドイッチと並ぶ、もう一つの名物は焼き菓子。かわいらしいクッキーや大きなバナナブレッドなど、見た目にも華やかです。
人気の「チキンと枝豆」(420円)のサンドイッチは、鶏ささみ肉をふんだんに使った、ボリューム満点ながらもヘルシーな一品。しそやごま油の風味があり、歯ごたえのあるにんじんがたっぷり入っているのもうれしいポイントです。
焼き菓子のなかで一番人気だという「バナナブレッド」(350円)は、大きいだけでなく、甘さを控えめなのが特徴。おやつだけでなく、食事としても楽しめます。
「家族が作るような、手作りでシンプルな味のものを店で買うのはなかなか難しい。地域の方に日常的に使っていただけるお店でありたいんです」と土生さん。平日は通勤前にサラリーマンのお客さんがたくさんいらっしゃるとのこと。お仕事中のエネルギーになりそうですね。
ALL DAY BRUNCH TO GO ・住所 東京都品川区中延5-6-16 ・電話番号 03-6886-1603 ・営業時間 平日 7:30~ 土日祝日 10:00~ ※商品がなくなり次第閉店(お電話にて確認ください) 日曜定休 (不定休あり)
4. フルーツ専門店でいただくフルーツサンド「bergamot」(武蔵小山)
武蔵小山駅の目の前にある「武蔵小山商店街パルム」のアーケードから、横道にある「武蔵小山一番通り商栄会」に入って少し歩くと、「bergamot(ベルガモット)」が見えてきます。
コンセプトは「フルーツアレンジメント」。「花を選んで花束を作るように、こだわりのフルーツをお客様のご用途にあわせて状態の良いフルーツでしています」と話すのは、店主の熊木隆裕さん。
店頭に並ぶフルーツサンドやスムージーのほか、フルーツギフトに最適な「カットフルーツボックス」や「バスケットアレンジ」(どちらも前日までに要予約)など、さまざまなかたちで果物の魅力を伝えています。
店内にはイートインコーナーもあり、一部の商品は座っていただくことも可能です。
韓国で人気だという「マスカットのスムージー」(500円)はマスカットを皮ごとそのままスムージーにしたもの。適度に皮の食感が残り、自然な甘さと酸味が味わえます。
一番人気だという「ミックスサンド」(500円)は、旬の果物をぎっしり詰めたボリューム感のある一品。クリームは甘すぎず、フルーツの味を引き立てます。
熊木さんは「たくさんの笑顔があふれるお店になるよう、旬のおいしいフルーツをご用意してみなさまのご来店をお待ちしています」と熊木さん。絶品のフルーツを味わいたくなったらぜひ訪れてみては。
bergamot ・住所 東京都品川区小山3-12-17 ・電話番号 03-5751-7770 ・営業時間 10:00~19:00 火曜定休
5. 【閉店】コーヒーとシナモンロールで至福のひとときを「FLORA COFFEE Oimachi」(大井町)
FLORA COFFEE Oimachiは、2022年12月10日に閉店しました。
大井町駅から歩いて5分、品川区役所近くにスペシャリティコーヒー専門店「FLORA COFFEE Oimachi(フローラコーヒー 大井町)」があります。
白と木目を基調にした店内には、ビンテージのソファーや食器などの北欧雑貨がずらり。北欧の森の中をイメージしているそうです。
「スペシャリティコーヒーの素晴らしさを、もっと多くの人に伝えたいと、店を開きました」と店主の椎野泰成さん。
お客さんには、こだわったコーヒー豆をいろいろな形で楽しんでもらえるよう、「マキアート」(460円)や「カフェモカ」(580円)などメニューのバリエーションを豊富に用意。
もちろん、サイドメニューにも力を入れています。人気の「シナモンロール」(230円)をはじめ、「洋ナシのタルト」(500円)などのパンや焼き菓子はすべて手作り。
シナモンロールは、北欧のレシピを日本人の味覚に合うようにアレンジ。本場のものよりも少し軽く、やわらかい口当たりになっています。もちろん「コーヒー」(500円)とも相性抜群です。
自慢のスペシャリティコーヒーは時期によって5~6種類から選べます。コーヒー豆と一緒に頼むと、ドリンクを割引してくれるサービスも。
「北欧コーヒーは酸味の効いたイメージがあるかもしれませんが、実際はいろいろな種類があります。ぜひ試してください」と椎野さん。落ち着いた店内で、ゆったりと時間を過ごしてみてはいかがでしょう。
FLORA COFFEE Oimachi ・住所 東京都品川区大井1-16-2 ブリリア大井町ラヴィアンタワー 1F ・電話番号 03-6429-9981 ・営業時間 10:00~18:00 水曜定休
ランチにサンドイッチをテイクアウトするもよし、コーヒーと一緒に食べて一服するもよし。ワインと一緒に合わせて楽しむのも素敵ですね。いわゆる「パン屋さん」以外にも、品川区には色々なところにおいしいパンのお店があります。ぜひ、お気に入りのお店を見つけてくださいね。
※記事中の店舗情報は2020年3月中旬時点の内容です。店舗の営業時間、提供内容は変更となる場合がありますのでご了承ください。
取材・執筆:少年B 編集:松尾奈々絵(ノオト)