荏原神社
南品川の鎮守
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荏原神社の創立は和銅2年(709)、古くは貴船社・天王社・貴布禰大明神・品川大明神と呼ばれていました。現在の社殿は弘化元年(1844年)に完成したもの。祈雨と止雨の守護神とされる高龗神(たかおかみのかみ)をはじめ、天照大御神や須佐之男命などを祀っており、品川の龍神さまとして多くの信仰を集めてきました。神殿に掲げる荏原神社の扁額は内大臣三条実美公、貴布禰大明神の扁額は徳川譜代大名源昌高のお染筆です。東海七福神の恵比寿神も祀っています。
6月上旬の例大祭では、海から拾い上げられたと伝えられる素戔鳴尊(すさのうのみこと)の神面を神輿につけて海上を渡る、勇壮な海中渡御が行われていました。「かっぱ祭」とも呼ばれ、かつては品川宿内の海岸から神輿を海に担ぎ入れていました。(2024年現在、海中渡御は行われておりません)。11月の大鳥祭 (酉の市)、毎年1月後半~2月上旬にかけて見事に咲く寒緋桜の時期も多くの人出でにぎわいます。