品川浦 舟だまり

江戸から平成まで、水辺の歴史が漂う風景

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北品川駅
品川浦

かつて品川浦は「御菜肴八ヶ浦」という、とれた魚を江戸城へ納める漁村の一つに決められていました。豊富な水揚げを誇り、海苔の主要な産地でしたが、東京港建設のため昭和37年(1962)に漁場権利を東京都に譲り渡し、翌年品川周辺の海苔養殖は幕を閉じました。
現在では、つり船や屋形船が舳先(へさき)を並べています。早朝や夕暮れ時は独特の風情があり、撮影や写生、吟行にもおすすめです。水辺と背景の品川の古い家並み、その向こうの品川駅周辺の再開発のビル群との対比は東京を象徴する風景です。水路にかかる石造りの北品川橋は大正期末のもの。

品川浦 舟だまり

住所
〒140-0002 東京都品川区東品川1-7-1

交通アクセス
京急線 北品川駅 徒歩5分

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