女子会にもデートにも。品川区内の“気分が上がる“アジアごはん5店
おいしいアジア料理を食べたい! おしゃれな雰囲気も楽しみたい! そんな気分の日に訪れたい、品川区内にある中華・韓国・台湾料理店をご紹介します。普段使いはもちろん、デートや女子会にもおすすめです。(2026.7.24公開)

1. 自家製豆乳スープの台湾式朝ごはんが大人気 「東京豆漿(ドウジャン)生活」(五反田)

JR五反田駅西口から徒歩5分、オフィスと住宅が立ち並ぶ穏やかな小道にあるのが、台湾式朝ごはんの専門店 「東京豆漿(ドウジャン)生活」。平日でも朝から行列ができるほどの大人気店です。

多くのお客さんのお目当ては、看板メニューの「鹹豆漿(シェントウジャン)」(650円)。豆漿(トウジャン)は中国語で豆乳を意味します。
鹹豆漿は、おぼろ豆腐のようにゆるく固まっている豆乳スープのこと。上に載っている揚げパンをスープにじゅわりと浸しながらいただきます。
「豆腐も入っていますか?」と店長の内田さんに聞いてみると、「いえ、酢を含む自家製タレに豆乳を勢いよく注ぐことで、凝固反応を起こして絶妙な固さに仕上がるんです」とのこと。時間が経つと「豆腐」そのものになってしまうので、できたてのうちにどうぞ。
食べてみると、「大豆のまろやかさ×酢の酸味」が絶妙なマリアージュ! さっぱりしていて、二日酔いや食べ過ぎた日の朝ごはんにもよさそうです。

店内には「豆漿製造室」がありました。ここで毎日、国産大豆「ミヤギシロメ」を砕き、煮沸して、おからと豆乳に分ける作業をしているそう。

鹹豆漿と一緒にいただきたいのが台湾風の自家製パン。今回はピーナッツ餡の「花生餅」(330円)と、黒ごま餡の「胡麻餅」(300円)を注文しました。どちらもほろほろ崩れるしっとりした生地に、ピーナツや胡麻のザクザク食感が残る餡がぎっしり詰まっています!
食べ応えのあるパンと、植物性タンパク質たっぷりの豆乳スープで、気づけばもうお腹いっぱい。満足感のあるヘルシーメニューを探している人にもおすすめです。

東京豆漿生活の系列店で、台湾スイーツを提供する「東京豆花工房」のファンだったという内田さん。同店のスタッフになったのが現在に至るきっかけなのだそう。
「私はグルメから台湾に興味を持ちはじめました。東京豆漿生活も、多くの人が台湾に関心を寄せるきっかけになれたらうれしいですね」(内田さん)
「朝ごはん専門店」ではあるものの、15時まで営業しているため、ランチタイムの利用も大歓迎(人気のパンは売り切れの可能性あり)。ヘルシーかつ栄養満点のごはんで元気になりたいとき、ぜひ立ち寄ってみてください。
東京豆漿生活 ・住所 東京都品川区西五反田1-20-3 ・電話番号 03-6417-0335 ・営業時間 平日 8:00~15:00 土曜・日曜・祝日 9:00~15:00(8:00~10:00整理券配布) ※各日売り切れ次第終了 ・定休日 不定休 ・URL https://www.instagram.com/tokyodoujanseikatsu/
2. スタイリッシュな店内で、韓国の鶏鍋「タッカンマリ」を味わう 「アッパオンマ」(五反田)

JR五反田駅西口から徒歩3分ほど、大通りから1本入った場所にある「アッパオンマ」。韓国の鶏鍋料理「濃厚スープのタッカンマリ」と自家製レモンサワーが売りのお店です。
運営しているのは、東五反田で鍼灸治療院を経営する「株式会社アッティ」。社長の梁燦久(リャンチャング)さんは焼肉・韓国料理店を営む家系で育ったため、子どもの頃からおいしい韓国料理を食べていたのだとか。
「住み始めて10年になる大好きな五反田の街ですが、韓国料理店や、日曜と深夜に開いているお店が少ないんです。五反田をより盛り上げたいという思いで、知人の要望もあり、年中無休で夕方から翌朝まで営業するこのお店をオープンしました」と話します。

K-POPアーティストの楽曲が流れる店内は、コンクリート打ちっぱなしのスタイリッシュな空間。韓国語のネオンサインの前で写真を撮るお客さんもいるんだとか。

看板メニューの鶏鍋「濃厚スープのタッカンマリ」(4,378円)は、鶏を8時間以上煮込んで抽出した白湯(パイタン)スープに、さらに鶏一羽を丸ごと入れる豪快な一品です。白濁したスープはコクやうま味がしっかりと感じられます。
「あっさりした鶏だしのスタンダードなタッカンマリとは違う、当店ならではの濃厚なスープをぜひ味わってほしいです」と梁さん。
卓上には醤油やお酢、カラシ、ニンニク、トウバンジャン、ブラックペッパーなどの調味料を用意し、さまざまな味変が可能です。メニュー表におすすめの食べ方が紹介されているので、ぜひ試してみてください。

梁さんの地元・広島県で採れた「瀬戸田レモン」を使った自家製ドリンクも。レモンを2週間漬け込んだシロップを使った「自家製レモンサワー」(858円)は、爽やかな香りが鼻を抜け、ほどよい酸味を感じました。
韓国のクラフトビールやマッコリ、チャミスルなどを楽しめる飲み放題プランも用意しています。

22時以降はカラオケバーとして営業し、翌5時までカラオケが楽しめる同店。「しっかりご飯も食べられるカラオケバーとして、五反田界隈のお客さんには駆け込み寺のように利用いただいています」(梁さん)
スタイリッシュなネオンが彩りK-POPが流れる店内は、韓国好きにはたまらない空間。こだわりの料理に舌鼓をうちながら、どっぷりと韓国の雰囲気を堪能できそうです。
アッパオンマ ・住所 東京都品川区西五反田1-30-2 ウィン五反田ビル1階 ・電話番号 03-6431-8632 ・営業時間 17:00~翌5:00 ・定休日 なし ・URL https://www.instagram.com/appaomma_gotanda/
3. 四川省で修業した店主の本格中華を気軽に 「翔福」(五反田)

JR五反田駅東口から徒歩1 分、池田山方面に進むと見えてくる「親切堂薬店」の2階に位置する中華料理店「翔福」。
看板や窓の「福」の字が逆向きになっているのは、「お店やお客さんに福が来るように」という願いが込められています。

店内は赤を基調に、異国情緒あふれる雰囲気。店主の板垣翔さんは「台湾の夜市を参考に、パッと思い浮かんだイメージを形にしました」と話します。

板垣さんは「シェラトン都ホテル東京」の中国料理店「四川」に勤めた後、さらに中国の四川省で本場の料理を学んだといいます。
「両親が品川区内で中華料理店を長らく営んでいて、当時の『四川』の料理長と交流があったんです。料理人としての土台ができた段階で、料理長の勧めもあり現地で修業を積みました」(板垣さん)
帰国後、両親が営む「刀削麺 顧の店」を2016年に引き継ぎ、2022年に現在の業態にリニューアルしました。

お店のおすすめは、「四川」の代表料理でもあるという「アオリイカの青しそ炒め」(1,980円)。
高温でサッと炒められたアオリイカは歯ごたえが良く、キノコの旨味やネギ油の香りが口いっぱいに広がります。青シソの爽やかな風味によって、料理の味がより引き立っていました。

「よだれ鶏」(850円)は、丸鶏を低温でじっくり火入れすることで、しっとりとした食感が保たれています。ラー油や香味油とあわせて黒酢も入れており、マイルドな辛さでとても食べやすかったです。

薬膳アドバイザーの資格を持つ板垣さん。「かめ出しの紹興酒や、薬膳茶などのドリンクも各種そろえているので、料理と一緒に楽しんでもらえれば」と話します。
昼は近隣の会社員でにぎわい、刀削麺のセットが人気。ランチでもディナーでも、本場顔負けの中華料理を気軽に味わえるお店です。
中華料理 翔福 ・住所 東京都品川区東五反田1-12-13 親切堂2階 ・電話番号 03-3447-2686 ・営業時間 平日 11:00~14:30(L.O. 14:00)、17:30~23:00(L.O. 21:30) 土曜・祝日 11:30~14:30、17:30~21:00 ・定休日 第3土曜、日曜 ・URL https://www.instagram.com/sho_fu.ku/
4. タレにこだわり!自家製点心と創作中華の店 「マルバツサンカク」(荏原町)

東急大井町線・荏原町駅から徒歩3分、路地を1本入ると、なにやら雰囲気のある店構えが見えてきます。2024年にオープンした、自家製点心と創作中華の店「マルバツサンカク」です。

店内に入ってパッと目を引くのはこちらの大広間。座席の上に飾られたきれいな提灯(ちょうちん)は、店主の篠嵜瑛(しのざきあきら)さんが台湾で買い付けたものです。
写真中央に浮かぶランタン(天燈)には、「荏原町のトレンドになる」という意味の中国語が書かれています。

篠嵜さんは「自分の店を持ちたい」という思いから18歳で飲食の道に進み、創作中華料理店や餃子の店で修業を積んだ後、26歳で「マルバツサンカク」をオープンしました。地元である戸越銀座の近くで出店場所を探し、雰囲気を気に入ってこの物件に決めたそう。

4つの点心がセットになった「おひとり様4個セット」(880円)を注文してみました。いろいろな味を一度に楽しめると人気のメニューです。
内容は、右上から時計回りに「餅米肉団子」、皮にホウレン草を練り込んだ「紫蘇の大緑鶏焼売」、クチナシを練り込んだ「大黄豚焼売」、「清湯小籠包」。なんと1つ1つに専用のタレが付いていて、それぞれ甘口山椒ソース、梅肉、マスタード、黒酢でいただきます。
篠嵜さんはタレを作るのが好きで、これまで考案した自家製ダレは30種類以上。新しいメニューを考えるときも、「このタレとこのタレを使おう」と、タレを起点に味を組み立てるこだわりようです。
ほかほか蒸したての点心はどれもおいしく、特に印象的だったのは「紫蘇の大緑鶏焼売」。肉ダネはジューシーで、紫蘇の風味と梅肉ダレがさっぱり爽やか。焼売=カラシ醤油で食べるもの、というイメージでしたが、こんな味わいの焼売があるんだ!?と驚きました。

温菜は、酢豚(1,580円)も要チェックです。1日かけて低温調理した豚の塊肉は、箸をつけるとホロホロと崩れてしまうほど。食べやすい硬さにするため、さらに冷蔵庫で1日冷やしてから切り分けて揚げるという、時間と手間をかけた一品です。きび糖を使った黒酢ダレをまとわせ、外はカリッと、中はトロトロの絶妙な食感に仕上げています。
がっつり濃ゆい中華料理には、すっきり系のお茶割りハイボールがおすすめです。「凍頂烏龍茶ハイ」や「鉄観音茶ハイ」(以上750円)など、お店で淹れる中国茶で割ったアルコールドリンクも用意。

「食事だけでなく空間やサービスも含めた、『食体験』で選ばれる店にしていけたら。このあたりは大人数で入れる店があまりないので、そんな時にまず当店が候補になるくらい、地域になじんでいきたいですね」と篠嵜さん。お正月にはおせち料理にも挑戦し、お客さんの反応を見ながら毎年改良を重ねているそうです。
1つ1つ手包みの自家製点心と、篠嵜さんのセンスが反映された創作中華。ここでしか食べられない料理がそろっていますよ。
マルバツサンカク ・住所 東京都品川区中延5−11−19 ・電話番号 03−6451−3099 ・営業時間 18:00〜24:00 ・定休日 不定休 ・URL https://www.instagram.com/tenshin_m.b.s/
5. ナチュールワインといただく創作韓国料理 「ポッポコリヤ」(大井町)

最後に紹介するのは、大井町駅東口から5分ほどの韓国料理店「ポッポコリヤ」。フレンチシェフとしての経歴を持つ前店主が、フレンチの手法を取り入れた創作韓国料理店をつくりたいという思いから、2023年にオープンしました。

韓国から取り寄せたネオンが光る店内は、ポップでかわいい雰囲気。手前のネオンは韓国語で「乾杯」の意味だそうです。

現在、店長として店を切り盛りするのは、大井町出身の中村和さん。お客さんとして同店に通っていたところ、飲食店経験があったことから、新店長を探していたオーナーに声を掛けられたといいます。
前店のコンセプトを引き継ぎながら、地元をよく知る中村さんの視点でメニューやドリンクのラインナップを少しずつ変化させています。

看板メニューの「ポッサムセット」(1,870円)は、メキシコの大自然で育った豚肉を低温で火入れすることで、うま味を残し、しっとりした仕上がりに。
定番のサンチュ、サニーレタスのほか、バジル、ミント、ディルなどのハーブも添え、さっぱりと食べられます。切干大根のキムチも、ぽりぽりした食感が良いアクセントになり、お肉を引き立てます。

牛ホルモンやタコ、エビの食感が楽しい鍋料理「ナッコプセ」(4,180円)や、「M’sポークのサムギョプサル」(3,300円)も人気メニューです。

ドリンクは世界各地のナチュールワインを用意。ポッサムやサムギョプサルなどの肉料理には、赤かロゼワインがおすすめです。「エチケット(ラベル)のかわいさも特徴なので、どれを飲むか迷ったときには直感で選ぶのもいいですね」(中村さん)
生ビール(650円)や角ハイボール(550円)、マッコリ(550円)など、ワイン以外のアルコールも各種そろえています。
「大井町は交通の便もいいですし、同僚と仕事帰りに来られる方や女子会での利用など、さまざまなシーンで使ってもらっています」と中村さん。「自分も積極的にお店に出て、お客さんとのコミュニケーションを楽しんでいます。大井町で誰もが知っている韓国料理のお店に育てていけたら」と笑顔で話してくれました。
がっつり食べたい日にも、おいしいワインを楽しみたい日にも。ちょっと新しい韓国料理の形を体験してみてください。
ポッポコリヤ ・住所 東京都品川区東大井5-15-10 ・電話番号 03-6810-3041 ・営業時間 月曜~金曜 17:00~23:00 土曜・日曜 15:00~23:00 ・定休日 なし ・URL https://www.instagram.com/poppokorea/
以上の5店には、紹介したメニュー以外にもおいしい料理がたくさん。1人でも、大切な人と一緒でも、こだわりの味や知らなかった味との出合いを楽しみながら、おしゃれな店内で素敵な時間を過ごしてみてください。
※記事中の店舗情報は2026年7月の内容です。店舗の営業時間、提供内容は変更となる場合がありますのでご了承ください。
取材・文 安光あずみ(東京豆漿生活) 梶原たくま(アッパオンマ、翔福) 阿部夏美(マルバツサンカク) 並木江梨加(ポッポコリヤ)
編集 ノオト
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