シナモロール デザインマンホールめぐり 前編
品川区の観光大使を務めるサンリオの人気キャラクター「シナモロール」。区内にはシナモロールが描かれた独自のデザインマンホールが全8か所設置され、場所にちなんだイラストで品川区の魅力を発信しています。
今回はモデルコースをもとに、シェアサイクルに乗って1日かけてじっくりとデザインマンホールをめぐりました。途中の名物スポットやグルメも合わせて前後編でご紹介します。(2020.11.10公開)
1. 大井町・しながわ観光協会からデザインマンホールめぐりスタート!
大井町駅から下神明方面に向かって徒歩5分のところにあるのが、シナモンの愛称で親しまれる「シナモロール」が目印のしながわ観光協会。今回のデザインマンホールめぐりはここからスタートします。
今回はしながわ観光協会作成の「品川まち歩きMAP」のモデルコースを参考に、途中で寄り道をしながら区内のデザインマンホールをシェアサイクルでめぐります。
大井町→武蔵小山→大崎→新馬場→天王洲アイル→大井競馬場と約16キロのコースを周遊し、所要時間は全部で5時間ほど。前編では、大崎までの道のりを朝からお昼までをかけてたどっていきます。
2. JR大井町駅前でシェアサイクルをピックアップ!
まずは旅のお供となるシェアサイクルをピックアップしましょう。しながわ観光協会から一番アクセスしやすいのは、JR大井町駅中央口のサイクルポート。背の高い公衆トイレが目印です。
赤いボディがよく映えるシェアサイクルはなんと電動アシスト付き。長距離も険しい坂道も、スイスイ登ってくれる頼もしい相棒です。
ドコモ・バイクシェアが運営するこちらのシェアサイクルは都内に800か所以上設置され、各サイクルポートでいつでも貸出・返却することができます(練馬区では返却できません)。
利用方法は2種類。
1、 Android/iOSアプリ「ドコモ・バイクシェア」、もしくはウェブサイト「DOCOMO bike share」で会員登録後に手持ちの交通系ICカードを登録してカードをかざして借りる 2、 会員登録後にアプリ・サイトから利用予約し、パスコードを入力して借りる
利用料金は最初の30分=150円で、30分延長ごとに100円が加算されます。そのほか月額会員プランや1日パスも用意されており、今回は終日利用できる1日パスを利用します。1日パスは最寄りのコンビニで購入できるほか、しながわ観光協会でも販売していますよ。
使い方や一時駐輪、返却方法などはこちらの動画をご確認ください。そのほか不明な点があれば、「品川区シェアサイクル」をご覧ください。
レンタルするときはバッテリー残量やタイヤの空気圧などをよく点検し、交通ルールを守って走行しましょう。なお、バッテリー残量がゼロのときに一時駐輪で施錠すると、解錠できなくなるため注意してください。
最寄りのサイクルポートは、こちらのマップでチェックできます。JR大井町駅前の自転車がすべて利用中だったら、品川区役所前のサイクルポートが便利ですよ。
3. 最初に設置されたのはここ! 「大井町あおぞら」マンホール
さて、無事にシェアサイクルを借りられたらデザインマンホールめぐりに出発しましょう。
大井町にはデザインマンホールが3か所設置されており、1つ目は駅からほど近い「イトーヨーカドー大井町店」のそばにあります。
こちらは「大井町あおぞら」マンホール。品川区デザインマンホール第1弾として、2018年に設置されました。品川区の中心に位置する大井町の空を気持ちよさそうに飛んでいます。
また、しながわ観光協会では「大井町あおぞら」のマンホールカードを配布しているので、興味がある方はチェックしてみてくださいね。
「大井町あおぞら」マンホール
・住所:東京都品川区大井1−3
4. 大井町の冬の風物詩がモチーフに! 「大井町イルミネーション」マンホール
「大井町あおぞら」マンホールからほど近く、大井町駅中央口を出て阪急大井町ガーデン側にまっすぐ降りたところに2つ目のマンホールがあります。目印は「SHINAGAWA FREE Wi-Fi」の案内板です。
「大井町イルミネーション」マンホールは、シナモンがコーヒーカップの上に乗ってポーズをとっています。大井町駅前では毎年年末にイルミネーションが行われることから、光り輝くイメージのデザインになっています。
「大井町イルミネーション」マンホール
・住所 東京都品川区大井1-50
過去には、阪急大井町ガーデン前にライトアップされたオブジェが設置されていたことも。今は、品川区役所第二庁舎3階ロビーでその姿を見ることができますよ。
5. ビーチで育った品川区のあのキャラとコラボ! 「大井町ビーチュウ」マンホール
大井町3つ目のデザインマンホールは駅からちょっと離れた光学通りにあります。黄色いニコンの看板が目印です。
「大井町ビーチュウ」マンホールには、東京2020オリンピック・パラリンピックの競技のうち区内開催予定だったビーチバレーボールのマスコットキャラクター「ビーチュウ」とシナモンがデザインされています。
毎年夏に大井町駅前中央通りで開催される「大井どんたく夏まつり」に遊びに来た様子が描かれているのだとか。ユニフォームに身を包んで、ヨーヨーや綿あめを持ってはしゃいでいるのがとってもかわいい!
大井町ビーチュウをはじめ、オリパラキャラとコラボしているマンホールは、外国人の方を意識して、「わ!しながわ」の「わ」が英語になっています。ぜひじっくり観察してみてくださいね。
「大井町ビーチュウ」マンホール
・住所 東京都品川区大井1−23
6. 自転車お守りがかわいい! 下神明天祖神社へちょっと寄り道
大井町を出発して武蔵小山に向かう途中にある下神明天祖神社。かつてこのあたりに存在した下蛇窪村(しもへびくぼむら)の鎮守です。
正式名称は天祖神社ですが、近くの上神明天祖神社と区別するために下神明天祖神社と称されています。東急大井町線「下神明」の駅名由来にもなっているんですよ。
なかでも注目したいのが、3色展開でとてもかわいらしい「自転車御守」(500円)。自転車好きの宮司さんが考案し、安全にお出かけできるように祈願されています。ロードバイクに乗っている方向けには、自転車のハンドル部分につける「エンドキャップ御守」(1,500円)も。
境内にはサイクルスタンドが設置され、自転車で訪れた方がゆったりと参拝できるように工夫されています。関東圏内の神社10社を自転車でめぐる「ツール・ド・御朱印」など、サイクリスト向けのイベントも開催されているので気になる人はチェックしてみてくださいね。
下神明天祖社
・住所 東京都品川区二葉1丁目3−24
7. 武蔵小山「info&cafe SQUARE」でちょっと休憩
下神明から戸越公園を抜けて、26号線を通って武蔵小山方面へ向かいます。途中にある観光案内所機能を備えたコミュニティスペース「info&cafe SQUARE」でちょっと一休み。
館内には、観光案内マップや周辺おすすめスポットのパンフレットが用意されています。ドリンクのほか、品川区の特色ある「しながわみやげ」も購入できますよ。
また、館内窓口では「武蔵小山たけのこ」マンホールのマンホールカードも配布中。壁にはシナモンと、品川区の観光スポットのイラストが描かれており、眺めているだけで楽しくなってきます。
フリースペースでゆっくり休憩したら、武蔵小山駅前のデザインマンホールを目指しましょう。
・住所 東京都品川区荏原4-5-28 スクエア荏原1F
・電話番号 03-3783-7200
8. 品川紋次郎が登場! 「武蔵小山たけのこ」マンホール
次のマンホールがあるのは、武蔵小山駅の西口近くのバスロータリー前。
実は武蔵小山は、江戸時代にたけのこの産地として有名だった場所。
「武蔵小山たけのこ」マンホールには、大きなたけのこを見つけて驚くシナモロールがデザインされています。和テイストの衣装もよく似合っていますね。品川の魅力を発見するという意味と、品川紋次郎の驚きを表現するため「わ!」も比較的大きくデザインされています。
人の往来が多いところのため、訪れる際は周りに気をつけましょう。
「武蔵小山たけのこ」マンホール
・住所 東京都品川区小山3-27
9. 大崎「sandwich & salad nico」でサンドイッチをテイクアウト!
そろそろお腹が空いてきましたね。武蔵小山から五反田方面に向かって進み、百反通りを抜けて、大崎でお昼にしましょう。
大崎駅西口から徒歩4分ほど、マンションの半地下にあるサンドイッチ専門店」に到着しました。近隣のビジネスパーソンや地元の方が多く利用しているのだとか。
ショーケースには、サンドイッチやベーグルがずらり。少食の人でも食べやすいお手頃サイズです。たくさんの種類があるので迷ってしまいますが、いろいろ試せるのも魅力ですね。
パンのほかに、温かいスープも売っているので寒い季節にもぴったり。
sandwich & salad nico
・住所 東京都品川区大崎3-5-2 エステージ大崎112
・電話番号 03-6431-9492
・営業時間 9:30~15:00 日曜・月曜・祝日定休 (不定休あり)
・URL:http://nico-oosaki.com/
それでは、どこかで座ってお昼にしましょう。
大崎センタービルは、目黒川沿いのビル前が広場になっており、最大6人掛けのベンチが12脚設けられています。ビル内にはコンビニも入っているので、必要なものを買い足すこともできますよ。
ンチに腰掛けて先ほど買った「チーズドッグ」をいただきました。パリッと歯ごたえあるソーセージに、香ばしく焼き上げられたパンがベストマッチ。具材もたっぷりで、カリカリのチーズが食感を彩り、大満足のお昼ごはんでした。
10. 満開の桜のなかをお散歩! 「大崎さくら」マンホール
「大崎さくら」マンホールは大崎センタービルの前、鈴懸(すずかけ)歩道橋のたもとにあります。
都内でも有数の桜の名所で知られる目黒川。春になると、川沿いには桜が一斉に咲きほこります。マンホールには、満開の桜の中をお散歩するシナモンが描かれていますよ。
大崎にはサンリオの本社があるため、華やかなデザインにこだわったのだとか。シナモンの周りを羽ばたく小鳥もなんだか楽しそう!
「大崎さくら」マンホール
・住所 東京都品川区大崎1-5
前編では大井町〜大崎までのルートをご紹介し、5つのデザインマンホールをお届けしました。後編では大崎〜大井ふ頭までのルートをめぐります。
記事の後編はこちらからご覧ください。
※記事中の店舗及びドコモバイクシェアの情報は2020年11月10日時点の内容です。店舗の営業時間、提供内容、バイクシェアの条件は変更となる場合がありますのでご了承ください。
※価格は税別の記載のない場合は税込
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(取材:神田 匠 編集:鬼頭佳代/ノオト)
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