品川区の「除夜の鐘」
日本の年越しといえば「除夜の鐘」。去る年を振り返りつつ新たな年を迎える大晦日の夜、「除夜の鐘」を撞きに出かけてはいかがでしょうか。品川区内で一般の方でも参加可能な「除夜の鐘」が撞けるお寺をご紹介します。
(2018.12.6公開、2019.12.31、2022.12.28追記)
天妙国寺(青物横丁)
品川寺(青物横丁)
養玉院如来寺(西大井)
東海寺(新馬場)

顕本法華宗・鳳凰山天妙国寺は、弘安8年(1285年)、日蓮大聖人の直弟子である天目上人により創建された歴史のある寺院です。天妙国寺では、12月31日 23時30分頃から檀家より鐘を撞きはじめ、一般参拝者も全員撞くことができます。受付は0時30分頃まで。例年800人程の人出があり、参拝後には干支根付、豚汁がふるまわれます。
●年送りの鐘
日時:2022年12月31日(土)
16:00~17:00(18:00閉門)
<注意事項>
・16:00~17:00の間にお並び頂いた方から順番に撞いて頂きます。17:00に受付を終了しますのでご注意下さい。
・新型コロナ感染状況により鐘撞きが中止となる場合があります。
詳細は天妙国寺公式ホームページよりご確認ください。
天妙国寺
南品川2-8-23 京急青物横丁駅 徒歩5分

※2022年12月31日の除夜の鐘は行われる予定です。
真言宗醍醐派の別格本山、品川寺は大同年間(806~810)開創と伝わる品川区で最も古いお寺です。明暦3年(1657)に造られた大梵鐘は「洋行帰りの鐘」として知られています。慶応年間に海外に持ちだされ行方不明となった梵鐘は、数奇な運命を経てスイスのジュネーブにあるのが見つかり、昭和5年に返還されました。地元では「あてにならない鐘が帰ってきた」ということで、鐘と金をかけて「あてにならない金が返ってくる」、「かねかえる」と縁起をかつぎ、多くの方が鐘を撞きに訪れます。
12月31日23時からお焚き上げ※1、1月1日0時より除夜の鐘撞きが始まります。なるべく全員がつけるように人数調整を行います。
境内には東海七福神の毘沙門天が祀られており、1月1日~15日まで東海七福神めぐりを受付しています。1月1日~3日には新春護摩修業(13:00〜)が行われます。
※1 お焚き上げは、護摩の火の中に、古いお札やお守、一年間お世話になった生活道具(お箸等)をくべ、一年間の感謝と来る年の幸せを祈願する行事です。
※2 数に限りがあります。
品川寺
南品川3-5-17 京急青物横丁駅 徒歩約4分
除夜の鐘 1月1日 0:00~1:30頃まで

※2022年12月31日の除夜の鐘は中止となりました。
西大井の天台宗寺院 養玉院如来寺では、12月31日23時30分より大晦日護摩法要が始まり、午前0時から1時頃まで参拝が終わった方から順に除夜の鐘が撞けます。参拝者には御神酒がふるまわれます。
「大井のおおぼとけ」と呼ばれる「木造五智如来坐像」、東海七福神の「布袋尊」が祀られており、元旦は大勢の初詣者で賑わいます。
養玉院如来寺
西大井5-22-25
JR西大井駅 徒歩10分・都営浅草線馬込駅 徒歩10分
除夜の鐘 12月31日23:30~1月1日1:00頃まで
(2022年12月31日の除夜の鐘は中止となりました。)

※2022年12月31日の除夜の鐘は中止となりました。
三代将軍徳川家光が沢庵禅師のために創建した東海寺。江戸幕府の御用鋳物師の椎名良寛が元禄5年(1692)に鋳造した梵鐘は高さ1m98㎝ 口径1m6㎝、品川区の有形文化財です。将軍徳川家光の側室桂昌院が寄進し、東海寺住職天倫宗忽(1626~97)の撰文が刻まれています。
鐘撞きは、例年12月31日 11時45分から始まります。人数制限なく、並んだ方は全員撞けます。人数が多い場合、家族やグループで一緒に撞いてもらうことがあります。
(2019年12月31日の除夜の鐘は例年通り実施されます。2019.12.31追記)
東海寺(臨済宗大徳寺派)
北品川3-11-9 京急新馬場駅北口 徒歩5分
煩悩を消し去り、清らかな心で新年を迎えたいですね。皆様、良いお年をお迎えください。
(2018.12.6公開、2019.12.31、2022.12.28追記)