品川区内の御朱印・お守り特集~品川エリア~

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新馬場駅, 鮫洲駅, 立会川駅

近年、御朱印を集めるために、神社やお寺に参拝する人が増えているといわれています。御朱印とは、神社やお寺にお参りしたときに、証として授けられる印章のこと。押印のほかに、参拝した日付、寺社名・御祭神・御本尊の名前などを墨書きして下さるところが一般的です。

今回は、品川神社から南下して神社を巡りました。御朱印やその神社での特徴的なお守りをご紹介します。(2020.2.1)

  1. 「品川神社」正月には大黒天様の御朱印も

  2. 京急線・新馬場駅の北口から歩いて1分の場所にある「品川神社」は、旧東海道が見下ろせる高台に鎮座します。

    1187(文治3)年、源頼朝が海上交通安全と祈願成就を祈って「天比理乃咩命(あめのひりのめのみこと)」を勧請し、品川大明神と称したのが神社の始まりなんだそう。その後、1319(元応元)年には二階堂道蘊が「宇賀之売命(お稲荷様)」を、1478(文明10)年に江戸城を築城した太田道灌が「素盞嗚尊(天王様)」をそれぞれ勧請し、今に至ります。

    現在は、祈願成就や航海安全、農業・商業・産業繁栄などのご利益を授かりに、多くの参拝客でにぎわいます。

    品川神社の境内にある稲荷大神のお隣には「一粒萬倍(いちりゅうまんばい)の御神水」があります。ここでお金を洗うと万倍になると伝えられているそうです。

    そこで、最近よく求められる方が多いというのがこちらの「一粒守」。指先ほどの小さなお守りがかわいらしいですね。一粒の願いが萬倍にも実り、たくさんの願いが叶うよう祈願した全般的なお願いごとのお守りです。

    参拝をしたら御朱印をいただきましょう。社務所では、各神社の由緒が書かれた、東京十社専用の御朱印帳(1,200円)や大絵馬も用意されています。

    また、品川神社は東海七福神の一つにも数えられ、大黒天さまが祀られています。

    お正月には、東海七福神の「大黒天」御朱印をいただけますよ。品川神社から旧東海道を巡る七福神巡りもあわせて楽しんでみてはいかがでしょう。

    品川神社
    ・住所 東京都品川区北品川3-7-15
    ・TEL 03-3474-5575
    ・URL https://shinagawajinja.tokyo/

  3. 鮫洲の漁師を守ってきた「八幡神社」、200年以上の歴史ある宮大神輿も

  4. 東京都神社庁サイトより

    京浜急行鮫洲駅から歩いて1分の八幡神社。八幡神社の創祀年暦は定かではありませんが、寛文(1661年~1673年)以前に奉祀されたものと考えられます。

    この周辺地域は、以前は御林浦という漁師町でした。過去には「御林八幡宮」とも呼ばれ、地元の漁師たちに氏神として祀られていた八幡神社。今も境内にある狛犬や灯篭、石垣などは漁師が寄進したものです。現在の氏子範囲は周辺300~400メートル程と品川区でも小さいほうとのこと。

    祭神は誉田別尊(ほんだわけのみこと)、気長足姫尊(おきながたらしひめのみこと)と、また昭和4年8月14日に合祀された白山神社の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉丹尊(いざなみのみこと)も祀られています。境内には本殿右側の出世稲荷神社と、神池の島内には漁呉玉(なごたま)神社(右)と厳島神社(左)の末社が鎮座されています。

    また、八幡神社では宮大神輿と宮神輿の2基の神輿を所有しています。宮大神輿は200年以上の歴史があり、重さはなんと約1.5トン。毎年8月の例大祭の日には、宮神輿(宮大神輿は御祝事のある年のみ)が午前3時に神社を発御して、旧東海道を中心に氏子地域を渡御します。

    御朱印は管理者の方が常駐されていることが少ないため、令和元年7月から、本殿右側に据え置かれています。初穂料を賽銭箱に納めて、いただく方式。5月5日の伍月祭までは、「奉祝天皇陛下御即位御大典」の印が押されるとのことですので、気になる方は早めにお参りすると良いかもしれませんね。

    八幡神社
    ・住所 東京都品川区東大井1-20-10
    ・TEL 03-5463-1712

  5. 勝負前の祈願には「天祖諏訪神社」へ 近年、アイドルグループの聖地にも?

  6. 続いて向かったのは、南大井にある「天祖・諏訪神社」。かつては「神明宮」「諏訪社」として、立会川をはさむ場所に祀られていましたが、昭和40(1965)年に合祀され、現在に至ったそう。濱川総鎮守として「濱川の神明さま」と親しまれてきました。

    そのため、ご朱印には「大井 神明宮 濱川」の文字が。神社印の上には、伊勢神宮の神紋である「花菱(はなびし)」、諏訪大社の神紋である梶の木の紋様をかたどった「梶(かじ)の葉」が押印。こちらの神紋からも、合祀したという歴史の背景をうかがい知れます。

    近年では、アイドルグループ・嵐の相葉雅紀さんが参拝して、お守りを受けたことから、ファンの間で有名になり、訪れる人が急増したそう。そのお守りが勝負ごとや己に勝つための祈願をした「勝守」。常に身近に持つことで、御利益や御加護をいただけるとのこと。

    また、5色の神紋が彩られた「御朱印帳」も取り扱っています。「嵐カラー」ではないかと、ファンの間で話題になっているのだとか。チケット当選を祈願する絵馬もたくさんありました。気になる方は、ぜひ実物をチェックしてみてくださいね。

    天祖・諏訪神社
    ・住所 東京都品川区南大井1-4-1
    ・TEL 03-3765-2061
    ・URL  http://tensosuwa-jinja.jp/index.html

  7. 「大井蔵王権現神社」天狗に守られた伝説のある小さな神社

  8. 大井町駅よりビル街へ5分ほど歩くと見えてくる大井蔵王権現神社。参道はなく、道を数歩進めば鳥居をくぐれるほどです。

    創立は平安時代ごろ。大井町エリアの旧町名「権現町」はこの大井蔵王権現神社から取られています。江戸時代には権現町に鎮座していたそうですが、明治には東大井の寺へ、大正には株式会社日本理化工業所の社有地内へと移り、昭和63年に現在の場所へ遷座しました。

    祀られているのは建速須佐男命(たけはやすさのおのみこと)・金山毘古命(かなやまひこのみこと)・金山毘売命(かなやまひめのみこと)の三柱と、荏原七福神の福禄寿。ご利益は開運招福・商売繁盛・文芸上達・縁結び・厄除け・火除け・子孫繁栄など多岐に渡ります。また、天狗にもゆかりがあり、天狗による疫病平定の伝説が今に伝えられています。

    4月の第2または第3土曜・日曜に行われている例大祭(通称「天狗祭り」)では、色鮮やかな唐絵が描かれた珍しい本社神輿と、氏子有志が作った「天狗神輿」の渡御が行われます。天狗神輿の担ぎ手は、女性物の襦袢(じゅばん)を着て、顔にはおしろいと紅を塗るのが伝統。天狗伝説をあらわした天狗太鼓などの曲を演奏する「大井権現太鼓」も祭りを盛り上げます。

    御朱印は大井蔵王権現神社と福禄寿の2種類。大井蔵王権現神社の御朱印は、八方除けと八咫の鏡をモチーフにした印が特徴です。福禄寿の御朱印は、福禄寿と桜の印に目を引かれます。蔵王権現の総本山「金峯山寺」のある吉野の桜をイメージしたそう。

    社務所の横には、「荏原七福神めぐり」のスタンプも設置。松の内(1月1日~7日)は特に多くの人がお参りに来るそうです。

    御守りは、大井蔵王権現神社オリジナルの干支土鈴や、七福神にちなんだものが並んでいます。お正月の時期にだけならぶ破魔矢や熊手も人気なので、その時期に足を運んでみるのも良いですね。

    大井蔵王権現神社
    ・住所 東京都品川区大井1-14-8
    ・TEL 03-3771-5288

  9. 樹木に覆われた境内 貴重な戦前の建築が並ぶ「鹿嶋神社」

  10. 大森駅から大井町方面に歩いていくと、樹木に覆われた、静かで厳かな雰囲気のある「鹿嶋神社」があります。1931年に造られた拝殿は、第二次世界大戦の戦火を免れた貴重な木造の拝殿です。

    神社の創建は969(安和2)年。今から1051年も前になります。南品川常行寺の僧・尊栄法印が、茨城県鹿島神宮より御分霊を勧請し、この地に祀ったのが始まりだと言われています。

    ご祭神は、武甕槌之神(たけみかづちのおおかみ)。「勝負の神様」「武道の神様」「商売繁盛の神様」として有名な神様です。また、「鹿島立ち」の言葉があるように、現在は交通安全・旅行安全の神としても崇敬されています。

    こちらは1862年(文久2)年に造られた旧本殿。鎌倉彫の彫刻を後世に伝えるため、境内南よりに移し、末社としてあります。

    いただいた御朱印の中央印は「大井 鹿島神社 参拝記念」。御朱印は、墨書きは鹿「嶋」神社ですが、朱印は鹿「島」神社に。境内右手境内末社のそばにある社務所窓口にてお願いできます。

    都会の喧騒につかれたとき、立ち寄ってみてはいかがでしょう。

    鹿嶋神社
    ・住所 東京都品川区大井6-18-36
    ・電話 03-3775-0753
    ・URL  http://www.tokyo-jinjacho.or.jp/shinagawa/5254/

    いかがでしたか? 神社ではマナーをもって参拝し、きちんと神社の神様に向き合ってから御朱印をいただきましょう。

    (執筆協力:年永亜美 編集:ノオト)

    (掲載情報は2020.2.1公開時の情報です)

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