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  3. 品川の狛犬ハンティングに出かけよう

品川の狛犬ハンティングに出かけよう

2019 11/16
2019年11月16日
観る
知る
新馬場駅, 旗の台駅, 下神明駅

神社巡りが人気の昨今。御朱印やお守りと合わせてチェックしたいのが、神社の入口や本殿に座っている狛犬です! 品川区には、実は地域の歴史を感じさせる個性豊かな狛犬が数多く生息しています。

まだ見ぬ狛犬を探して撮影する=「狛犬ハンティング」をしに、品川区の神社へ出かけてみましょう!(2019.11.16)

目次

1. 七対の狛犬が待つ、狛犬天国の「品川神社」

とにかく1度で大量の狛犬に出会いたい! そんな願いをかなえてくれるのが品川神社です。社殿内の狛犬含めて全部で七対もいるとのこと。狛犬に愛された神社といっても過言ではないでしょう。

●鳥居の前にドーン! 大正の岡崎型狛犬さん

神社を訪れたとき、最初に出会うのが鳥居の前の狛犬さんです。

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今は第一京浜沿いにある大きな鳥居と急な角度の階段がありますが、第一京浜が今の場所に通る大正時代にまでは、なだらかな階段だったとか。鳥居前の狛犬さんは、この場所移動の際に奉納されたと思われます。

台座部分をみてみると「大正十四年六月」、寄付人は「北品川 小野為吉」と彫られています。神社の人によると、この方は地元の有力者だったそう。登り龍が彫り込まれた珍しい鳥居も同じころに奉納されていました。

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S字型の尻尾やクリっとした瞳、顔の周りの丸い牧毛、威嚇するような表情。このスタイルは、狛犬界で「岡崎型」と呼ばれるものに近いと思います。

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「岡崎型」は、大正時代に愛知県岡崎市の石工・酒井孫兵衛によって生み出されたスタイルと言われています。狛犬に興味のない人の多くは「狛犬っていえば、こういうデザインでしょ?」と思われているかもしれません。

大量にコピー&生産されたので、実は愛好家の間では不人気。でも、たくさんコピーされるというのは、よいデザインの証! しかも、この狛犬が奉納されたときは、岡崎型も生まれて間もないですし、なにより現代と違って機械がありませんからね。「手彫りでこんな立派なサイズの狛犬を作ったんだ!」「当時の最新デザインの狛犬を奉納したんだ!」と思うと、見慣れた狛犬さんにも愛着がわいてくるのです。

●寛政4(1789)年のどっしり尾立ち狛犬さん

狛犬は、獅子と狛犬という2種類の神獣のペアです。古い文献によると、狛犬は角がありストレートヘア、獅子は角なしでカールヘア……とちゃんとデザインが定められていたとか。誰が決めたのかはわかっていませんが。

品川神社の階段を上がってまず現れるこちらの狛犬さんは、ちゃんと角がついています。この狛犬が作られた寛政4(1789)年は、江戸時代前期。オールドスタイルがまだ残っている時代ですね。獅子側には、宝珠が載せられています。どっしりと重みのあるフォルムは、先ほどの鳥居の前にいた狛犬とは、また違うデザインですよね。

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前足のどっしりさは、まるで手塚治虫の漫画『ブラックジャック』に出てくるピノコの足のよう。絶妙なかわいらしさです。

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ぺちゃんこ鼻に「にへっ!」と笑ったようなお顔もしっかりチェックしてくださいね。しかもくるんとカールした胸毛は、ハンサムの証です(筆者の個人的感覚)。

注目したいのは、尻尾。見てください、この立派な「尾立ちスタイル」。横から見ると筆のようですが、後ろから見ると燃え上がる炎のようじゃありませんか。美しい。

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ボディの巻き毛も見てあげてください。平面に張り付くような巻き毛で、まだ巻きの中心部がそれほど盛り上がっていません。こんなデザインのパン、パン屋さんにありそうですよね。

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そして、もう一つの注目ポイントが股間です。そもそも獅子狛犬は神獣なので、オス・メスはないはず。でも石工さんの遊び心か、子孫繁栄の願いを込めたのか、たまに雄雌がつけられたものもいるのです。こちらの狛犬さんにはオスの印がついていました!

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たまに両方オスな対もありますが、ここの狛犬さんは片方だけですよ。

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ちなみに奉納したのは、北品川の増本屋傳六さん。きっと近隣の有力者だったのでしょう。

●江戸時代にお取り寄せ! 備前の陶器狛犬

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狛犬の台座や本体には、ときに「いつだれが奉納した」という情報が載っています。尾立ち狛犬さんの隣、鳥居の前に並ぶこちらの陶器狛犬は、江戸時代後期の文政13(1830)年奉納。備前の窯元「木村長十郎」の名が彫られています。

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この長十郎さんを検索したら、なんと現代でも「木村興楽園」として窯元が残っており、長十郎という名を代々受け継いでいるようです。備前に出かける前には、この狛犬を要チェックですね!

奉納した人(願主)は、吉野屋萬蔵さん。備前から狛犬を発注&お取り寄せするなんて、よほど儲かっていたのかも。

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陶器=割れてしまいそうですが、数々の地震にも耐え、補修されて残っています。大事にされていることが伝わる狛犬さんです。

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もうひとつの見どころは台座。ベーシックな台座は四角形が多いのですが、これは丸くてかわいいデザインなんですよ。見逃さないでくださいね。

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●日本参道狛犬研究会の「くも狛犬」

品川神社境内にある、本社に付属した神社である浅間神社には、落語家の三遊亭円丈師匠が設立した日本参道狛犬研究会(略して狛研)が2004年に奉納した「くも狛犬」があります。

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適当に「くも狛犬」と呼んでいるわけじゃないんですよ! 台座にちゃんと「くも狛犬」と彫られているのです。狛犬にこうやって名前をつけて奉納した人は、狛研以外にいるのでしょうか? ちょっと気になります。

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主に富士山を信仰する浅間神社の前だから、富士山デザイン? 現代の石工と狛犬好きたちが建立しただけあって、狛犬本体だけでなく台座にまでこだわりがあふれているのが伝わってきます。

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おしりを上げたデザインも特徴的です。先ほどまでの狛犬たちとは違いますよね!

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そして筆者は何度もこの狛犬を見ているはずなのに、今回初めて気づいたことがあります。それが、股間。なんと、片方には男の子の印がついているじゃないですか! 作った方々、さすがにマニアックですね。

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ちなみに2019年11月現在、三遊亭円丈師匠のHPで「くも狛犬」の建立までの道のりを知ることができますよ。気になる方は検索してみてください。

●子獅子に花……美しい江戸狛犬さん

昔、三遊亭円丈師匠が「美しい狛犬」と紹介したことでも(狛犬界では)有名な本殿前の江戸狛犬。

ちなみに江戸狛犬とは、ピシッとお座りしている正統派狛犬とは違う自由なポージング、前髪があるかのようなお顔、そして何より流れるような尾が特徴の狛犬さんたちのことを言います。東京を中心に関東エリアではよく見かけるスタイルで、江戸後期以降、多く作られました。

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生き生きとじゃれつく子獅子とともに添えられた大輪の花が、アーティスティックな狛犬さんです。

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流れ尾もなかなか素敵なのだけど、チョココロネ風な渦巻の先端部分が、まだ彫り終わってない風なのは気のせいでしょうか……?

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奉納されたのは、明治17(1884)年。個人的には明治から大正にかけては、市井の石工さんの技術も上がって、個性があったり美しかったりと、江戸時代とは違う見どころがあるものが多い気がしています。

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世話人は金崎彦兵衛。ちなみにこの方、近所の荏原神社にも狛犬を奉納しています。その狛犬は、こことそっくりなんです! 作った人が違うからか、少しお顔などは違っていますが。

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品川神社でこの狛犬を見た後は、荏原神社にも足を延ばしてみるのがオススメです。

●本殿の九谷焼狛犬さん

今回は本殿にある大正11(1922)年奉納・九谷焼の狛犬さんも特別に見せていただきました。

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玉乗りスタイルでかわいらしいんです! 見るべきは、阿吽(あ・うん)それぞれの表情。吽なんて、玉にしがみついている小動物のよう!!

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ドアップの阿をよく見ると、目がマンガっぽくてかわいいのです。かわいくないですか?

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屋内に置かれているからでしょうか。地震でも壊れずに、今もきれいなまま残っています。なかなか本殿に上がることはないかと思いますが、機会があれば、色鮮やかで愛らしい姿をぜひチェックしてみてください。

●境内・御嶽神社の小さななぞ狛犬さん

最後に、境内の御嶽神社にある小さな狛犬さんを見てみましょう。なんといっても表情が散歩中のワンちゃんみたいな表情がいいですよね!

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頭の上には穴があいています。木の狛犬を作るときは、頭に穴をあけてから、角を後付けしたそうです。石の狛犬でも同じように角を付けるために穴をあけたのではないかと言われていますが、真偽不明です。

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それよりも、この狛犬で気になるのは、阿吽で彫りが異なること! よく見るとボディの巻き毛も尾っぽも……彫りの有無だけじゃなく、彫りの深さも異なります。

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納品に間に合わなかったのか、片方が師匠で片方が弟子なのか、それともわざと完成させないのが流行っていたのか……。気になるところです。

品川神社 ・住所 東京都品川区北品川3-7-15

2. 対の掘りがちがう?「大井鹿嶋神社」

品川狛犬ハンティングをする中で、もう1社、同じように左右差のある狛犬を発見してしまいました。それが大井鹿嶋神社の狛犬さんです。本殿前ではなく、本殿横にある旧社殿の前にいらっしゃいます。

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台座には「奉納 庚塚 札場 氏子中」。庚塚(かのえづか)は、大井7丁目にあったという旧町名とのこと。近くの町民が天明5(1785)年9月に奉納した狛犬さんでした。

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ちなみにこのころは、天明の飢饉真っ最中。きっと色々な思いが込められたのでしょう。時代背景から、込められた思いを自由に想像できるのも、狛犬の楽しみ方のひとつです。

……が、そんなかたっ苦しいこと抜きにしても、この表情は愛らしいでしょ?

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しかも、角と小さめだけど宝珠もついています。オシャレ!(彼らのファッションではありませんが)

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でも、今回注目したいのは時代でも表情でもありません。この狛犬さんの彫り具合。品川神社の狛犬と同じように、阿吽の彫りが違うんです!

毛並みをみても、片方は丸みを帯びて立体的なのに対し、片方は折り紙のよう……。

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尻尾を見ても、あからさまに違うデザイン……。

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どうしてこんなことになったのか……。タイムマシンに乗って、これを彫ったという石工の元治郎さんに聞いてみたい……なんて、考えてしまいますね。

この神社は昭和6(1931)年に本殿を改築。旧本殿や狛犬さん、随身像などが、まとめて本殿脇に移築されたそうです。随身像も珍しいものとのことなので、狛犬さんと一緒にチェックしてみてくださいね。

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大井鹿嶋神社 ・住所 東京都品川区大井6-18-36

3. 品川区最古の狛犬がいる「戸越八幡神社」

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狛犬巡りをするなら、絶対外せないのが、その地域で一番古いと言われている狛犬さんの存在! 品川区最古の狛犬は、戸越八幡神社にありました。ちゃんと調査もされたそうで、情報がたっぷり詰まった看板も建っています。

1700年代の狛犬たちは、まだ自由なポージングをせず、こうやってキリリと足を踏ん張ったものが多いんです。

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お顔が崩れかかっていますが、それでも頑張ろうと歯を食いしばっているように見えませんか? じっと見ていたらきっと見えてきます!

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尾っぽは、まるでタケノコのような形をした立派な尾立スタイルです。

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個人的な見どころは筋肉。微妙な肉の盛り上がりを表現しているところにキュンとします。もっと古い狛犬だと、足のデザインがもっとシンプルなものも多いのですが、時代が進むにつれて、ひとつひとつ表現が細かくなっていくんですよね。作り手たちの技術や力の変化も感じられます。

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台座に掘られた文字は薄れて見づらくなっています。でも、みっちりと彫られている中から一文字一文字拾うのも、狛犬の台座鑑賞の地味な楽しみなのです。

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こちらの神社にはもう一対、大きな狛犬さんがいます。明治6(1873)年に再建されたというこちらの狛犬さん、なにかがおかしい……。

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阿吽のうち、阿側の玉乗り子獅子は、正統派なかわいらしさで参道の人間にアピールしてきますが……

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ちょっと視点をずらすと、横に変わった子が……

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個性的&不思議な存在に目が釘付け! 筆者的にかわいいポイントは……

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出っ歯ちゃんなところ! よくよく見ると、切ない表情をしているようにも感じてきます。高いところにある狛犬ですが、角度によって変わって見える子獅子の表情にも注目してみてくださいね。

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戸越八幡神社 ・住所 東京都品川区戸越2-6-23

4. マニア垂涎!?レア写真も登場「旗岡八幡神社」

江戸時代に厚い信仰を集めたのが、旗の台にある旗岡八幡神社。将軍ゆかりの宝物も残っており、当時の信仰のあつさを物語ります。

拝殿などが戦火で消失しましたが、狛犬さんは健在です! 参道の入り口に置かれている狛犬は文化5(1808)年、麻布市兵衛町(今の六本木一丁目付近)の人たちが奉納したもの。今の六本木一丁目付近なので、この神社の近所ではありません。近隣だけでなく、江戸のあちこちから参拝者が来ていたという証なのかもしれません。

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先ほど紹介した品川区最古の狛犬は1748年。それから60年経っただけで、表現が大きく変わっているのがわかりますよね。それでも1700年代の狛犬のような、きりっとした立ち姿も残しています。

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ずんぐりボディにしっかりとした彫り、立派な尾立も見どころ。巻き毛はまるで、ドーナツのようですね。

また、尾は横から見ると日世のプレミアム生クリームソフト「CREMIA(クレミア)」そっくりなんです。こういうソフトクリーム、見たことありませんか?

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脚立を使って上から覗き見たところ、阿吽とも、頭に穴があいていましたよ! 品川神社で見た小さな狛犬さんたちと一緒ですね。

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今回お話を伺うなかで、貴重なお写真も登場! なんと、この狛犬さん、戦前は正門の奥にいました。こういう情報はマニア的に大好物。狛犬仲間に自慢できるネタなのです。

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戦後、社殿の建て替えに際し、一時は旧社務所横へ。現在の絵馬殿のあたりに置かれていることがわかります。その後、現在の位置に移動したのですね。

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狛犬や灯籠などは、よく動かされているので、その位置の変化がわかる資料があったことはうれしい驚きです! なにより戦火にさらされたのに、戦前の絵葉書が残っていることに感動しました。

そしてもうひとつの狛犬は本殿前に。こちらの台座に何も彫られていなくて、いつのものか不明。こちら、このあと登場する下神明天祖神社とわずかな差で、品川区2位の大きさを誇る巨大狛犬です。

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デザインから、昭和に建てられたものかなとは思っていたのですが、ここでも写真の力を借りました! みなさん、記録や写真、大事ですよ。昭和39(1964)年に現社殿を建てる前、まずは昭和35(1960)年頃のお写真をチェック。

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まだ狛犬の姿は見当たりません。では、現社殿を建てた後の写真を見てみましょう。昭和40年代のお写真です。

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拡大してよくよく見ると、鳥居の裏に狛犬がいました! このデザインは紛れもなく、本殿前のもの。どうやら昭和40年代のものらしい……というところまでは推測できました。

でも正しい奉納年月や奉納した人の情報は皆無。情報お持ちの方は、ぜひ神社さんに知らせてくださいね!

旗岡八幡神社 ・住所 東京都品川区旗の台3-6-12

5. 品川区内で一番大きい狛犬!「下神明天祖神社」

狛犬モチーフが入った御朱印&御朱印帳がいただける狛犬御朱印スポットである下神明天祖神社。ここには昭和時代、「近隣で一番でっかい狛犬作るぞ!」と気合いをいれて作ったと言われる巨大狛犬さんがいます。

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デザインは、岡崎型と呼ばれるもの。品川神社の鳥居前にあるものと同じ型ですね! しかもこれ、愛知県岡崎市の石工さんに発注した、岡崎生まれの正統派岡崎型なんです。

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サイズは1.4メートル。先ほど登場した旗岡八幡神社の本殿前狛犬が1.22メートル、品川神社の鳥居前の狛犬で0.92メートルとのことで、品川区内で一番大きな狛犬と言われています。

このサイズは、本殿から狛犬と参道を見たときに、一番よいバランスになるように考えて作られたそうなんですよ。訪れたときは、本殿側からの景色を見ることもお忘れなく。

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台座にはみっちりと文字が刻まれています。読み解いたものによると昭和7(1932)年に東京市郡合併で、地元の消防組である荏原町消防組第五部が解散する時、記念として奉納されたもの(奉納年は翌年の昭和8年2月)。当時の消防組のメンバー全員の名前が彫り込まれているそうです。

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台座に刻まれた文字の書き起こしも保存されていました! A3用紙2枚にみっちり!

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奉納した時の写真も見せていただいたのですが、モノクロ写真なのに狛犬が白く輝いているのがわかります。建てたばかりの狛犬は、それはもう美しかったことでしょう。

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この神社にはもう一対の狛犬さんが参道にいます。こちらは江戸狛犬と呼ばれるスタイル。

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子どももいる、かわいらしい狛犬です。

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巻き毛がチョココロネ風なところが、筆者の好みだったりします。

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こちらの台座を見てみると、昭和7年奉納。奉納した人は「伊藤只吉」さんです。

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この神社はもともと、この辺りを治めていた伊藤家の土地にあったそう。この只吉さんも、きっとその伊藤家ゆかりの方なのでしょう。

こちらの神社さんは、地元の方と一緒に歴史を丁寧にひも解かれています。狛犬に限らず、神社や地域についての新しい発見にも期待です!

下神明天祖神社 ・住所 東京都品川区二葉1-3-24

6. 今回巡った狛犬さんを並べてみました!

今回巡った神社の狛犬を建立年代別に並べてみました。こうやって見てみると、時代による狛犬さんの変化がわかりやすいですよね。

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延享3(1746)年※品川区最古
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延享3(1746)年※品川区最古
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天明5(1785)年
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天明5(1785)年
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寛政4(1789)年
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寛政4(1789)年
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文化5(1808)年
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文化5(1808)年
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文政13(1830)年※備前焼
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文政13(1830)年※備前焼
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明治6(1873)年※再建
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明治6(1873)年※再建
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明治17(1884)年
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明治17(1884)年
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大正11(1922)年※九谷焼
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大正11(1922)年※九谷焼
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大正14(1925)年
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昭和7(1932)年
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昭和7(1932)年
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昭和8(1933)年
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昭和8(1933)年
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昭和40年代
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平成16(2004)年

個性豊かな品川区の狛犬さんたち。神社巡りの際は、狛犬さんにも注目してみてくださいね!

取材・撮影・執筆:ミノシマタカコ 編集:松尾奈々絵(ノオト)

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