シナモロール デザインマンホールめぐり 後編
品川区の観光大使を務めるサンリオの人気キャラクター「シナモロール」。区内にはシナモロールが描かれた独自のデザインマンホールが全8か所設置され、場所にちなんだイラストで品川区の魅力を発信しています。
今回は前編に引き続き、シェアサイクルに乗って品川区のデザインマンホールを順番に見に行きました。昼過ぎから夕方にかけてめぐった大崎から大井ふ頭までの道のりを、途中の名物スポットやグルメも合わせてご紹介します。(2020.11.20公開)
1. 後編スタート!
前編では「品川まち歩きMAP」のモデルコースに従って、大井町を出発し、下神明から武蔵小山を経由して大崎へ向かいました。ご紹介したデザインマンホールは全部で5つ。
後編では、大崎から新馬場を通って、天王洲アイルへ。そして大井ふ頭方面へ向かいます。残りのデザインマンホールは3つです。途中寄り道して休憩しつつ、最後までがんばりましょう!
2. 大崎を出発して新馬場へ
大崎から目黒川沿いを居木橋方面に向かって走ります。頬にそよぐ風が気持ちいい! サイクルアシスト機能が備わっているので、こぎ出しもスムーズ。
ですが、そろそろ自転車のバッテリー残量が少なくなってきた方も多いのではないでしょうか。そんなときは、途中のサイクルポートに立ち寄って自転車をチェンジしましょう。
最寄りのサイクルポートに自転車を停めて、手動で自転車のロックをかけます。そして、自転車操作パネルの「ENTER」ボタンを押せば返却完了。
そして、別の自転車をレンタルしたら準備万端です。シェアサイクル利用時は、バッテリー残量がとても重要になります。一時駐輪して施錠したときにバッテリー残量がゼロだと、解錠できなくなるので注意してくださいね。もしバッテリー残量が少なくなってきたら、無理せず近くのサイクルポートで交換しましょう。
3. カラフルな怪獣に囲まれる 「子供の森公園」
大崎から居木橋を通って山手通りを新馬場方面に進むと、右手に見えてくるのが「子供の森公園」です。恐竜の住む森をモチーフに整備された園内には、恐竜像が9体設置されており迫力ばつぐん。通称「かいじゅう公園」とも呼ばれ、区民から親しまれています。
ベンチとテーブルもあるので、途中のちょっとした休憩にも。
恐竜の頭のうえで記念撮影。 ちょこんと座ったシナモンがとてもかわいい!(マスコットは非売品です)
子供の森公園
・住所 東京都品川区北品川3-10-13
4. 品川紋次郎が再び? 「品川橋さくら」マンホール
江戸の風情が残る旧東海道品川宿。6つ目のマンホールはこちらの品川橋の近くです。北品川宿と南品川宿を分ける目黒川にかかっており、橋の上にある庭園と東屋で休憩もできます。
マンホールには満開の桜のなか、品川橋からこちらを振り返る品川紋次郎がデザインされています。手に持ったお団子がキュートですね。和風のデザインになじむように「わ!」が小さめにデザインされ、隠れ「わ!」になっているのも見どころです。
「品川橋さくら」マンホール
・住所 東京都品川区南品川1-3
品川宿の歴史に興味がある方は、近くにある「品川宿交流館 本宿お休み処」2階の展示室がオススメ。1階には駄菓子屋さんもありますよ。
5. 「一福桃」のどら焼きとお茶でほっと一息
次のマンホールに向かう前にちょっと寄り道。昔の面影が残る北品川商店街を抜けて、少し甘いものを食べて休憩しましょう。
商店街の一角にお店を構える「一福桃(いっぷくとう)」さん。手作りの和菓子と日本茶を提供するカフェで、地元の方々が集まる憩いの場所にもなっています。
名物は銅板手焼きで焼き上げたどら焼きと温かいお茶がセットになった「いっぷくセット」(650円)。もちもちの生地にたっぷりのあんこが詰まったどら焼きが、サイクリングで疲れた体を癒やしてくれます。
お茶でほっと一息ついたら次のマンホールへ向かいましょう。一部商品はテイクアウトもできるのでサイクリングのお供にも。
一福桃 ・住所 東京都品川区北品川2-4-18 ・アクセス 京急線 新馬場駅 徒歩6分 ・電話番号 03-3471-8352 ・営業時間 10:00〜17:00
6. ブラインドサッカー応援キャラと共演! 「天王州やたたま」マンホール
次は、新馬場を出て天王洲アイル方面に向かいます。新東海橋をわたると遠くから潮の匂いが漂ってきて、海に近づいているのを感じます。
7つ目の「天王州やたたま」マンホールは、天王州公園近くのバス停そばにあります。人の往来が多いところにあるので、立ち止まるときは気をつけてくださいね。
「天王州やたたま」マンホールには、東京2020オリンピック・パラリンピックの区内応援競技であるブラインドサッカーのマスコットキャラクター「やたたま」がシナモンと一緒にデザインされています。
この場所に設置されたのは、ブラインドサッカーワールドグランプリの会場となった天王州公園にちなんでいるのだとか。ゴール前でポーズをとるふたりがかわいいですね。「大井町ビーチュウ」マンホールに引き続き、外国の方を意識して「わ!」が英語になっています。
「天王州やたたま」マンホール
東京都品川区東品川2-5
7. 水辺のスポットを楽しもう!
「天王州やたたま」マンホールの近くには、水辺の見どころがたくさん!
天王州南運河に設置された目黒川水門には、大きなくじらの絵が描かれていて迫力たっぷりです。実はよく見ると、波の中に「しながわ」という文字が隠れています。
水門を近くで眺めるのにぴったりな東品川海上公園には、なんと巨大なくじらの滑り台が設置されています。今から約200年前の寛政10年(1798年)に、天王州に一匹のくじらが迷い込んだ史実に基づいて作られたそう。
天王洲アイルから大井競馬場方面に下ると、勝島運河に出ます。運河沿いには船が停泊しており、遊歩道から眺める景色がとてもきれいです。なお、遊歩道は自転車の乗り入れは禁止されているため、必ず押して歩くようにしましょう。
東品川海上公園
・住所 東京都品川区東品川2-6-22、3-9-21
運河沿いの花畑、通称「しながわ花海道」は多くの人に愛される観光スポット。春は菜の花、夏はひまわり、秋にはコスモスなど四季折々の花が楽しめますよ。
8. 品川区ホッケー応援キャラとポーズ!「大井ふ頭シナカモン」マンホール
しながわ花海道を抜けて、大井競馬場方面へ。最後のマンホールは大井ふ頭にあります。
競馬場通りにはシナモンがデザインされた道案内タイルがあるので、道に迷ったときはタイルを探してみてくださいね。ちなみに道案内タイルは全10か所設置されており、それぞれ違う絵柄のシナモンが描かれています。
8つ目のマンホールは大井ふ頭近くの大井ホッケー競技場のそばにあります。これでいよいよ最後……!
「大井ふ頭シナカモン」マンホールにはシナモンと、東京2020オリンピック・パラリンピック競技のうち、区内開催予定のホッケーのマスコットキャラクター「シナカモン」が描かれています。ふたりともやる気まんまんです。
色調をホッケー場の色に合わせ、コートのラインの位置なども実物に近くなるよう何度も修正を重ねたそう。現役のホッケー選手に、デザインを細かくチェックしてもらいながら進めたのだとか。こちらも「わ!」が英語になっています。
「大井ふ頭シナカモン」マンホール
・住所 東京都品川区八潮4-1
9. まとめ
前編も合わせて、これで区内8か所のデザインマンホールをすべて制覇しました。終点の大井町までを含めると約16km。長い道のりでしたが、品川区の魅力にたくさん触れることができたのではないでしょうか。
普通の自転車では辛い坂道も、電動アシストのシェアサイクルだとすいすい進めたので、体力に自信のない方も気軽にチャレンジしやすいはず。自転車を走らせて、遠くにマンホールを見つけたときの喜びはひとしおです。
今回ご紹介したスポット以外にも、品川区にはすてきな観光スポットがたくさん! ぜひあなたのお気に入りスポットを探してみてくださいね。
※記事中の店舗及びドコモバイクシェアの情報は2020年11月20日時点の内容です。店舗の営業時間、提供内容、バイクシェアの条件は変更となる場合がありますのでご了承ください。 ※価格は税別の記載のない場合は税込
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(取材:神田 匠 編集:鬼頭佳代/ノオト)
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