バレンタインギフトや自分へのご褒美に 品川エリアでチョコレート探しに出かけよう
もうすぐバレンタイン。お目当てのチョコレートは見つかりましたか? 宝石のようなボンボンショコラからみんなで食べたいケーキまで、五反田・新馬場・中延・旗の台・品川エリアのお店をご紹介します。(2019.2.5公開、2019.4.9追記)
1. カカオ豆の焙煎からこだわり 「LES CACAOS」(五反田)
五反田駅近くのチョコレート専門店「LES CACAOS(レ・カカオ)」では、さまざまなフレーバーの「ボンボンショコラ」(1粒=300円)をそろえています。レモンとバジルが香る「シトロン・バジリック」や、ビターチョコレートにチェリーを合わせた「スリーズ」など、思わず食べてみたくなる、ユニークなラインナップです。
バレンタインシーズン(2月11日~14日)は、おすすめフレーバーのセット(3個入り=1,150円、6個入り=2,050円、9個入り=2,950円、12個入り=3,900円、16個入り=5,150円)を販売します。
店主の黒木琢磨さんは、7年間パリのパティスリーやショコラトリーで勤務。帰国後は「ピエール・マルコリーニ」でシェフ・パティシエを務め、2016年に同店をオープンしました。カカオ豆の焙煎からチョコレートバーになるまでを一貫して自社工房で行う製法「Bean to Bar(ビーン・トゥ・バー)」で、こだわりのチョコレートを作り上げています。
「ボンボンショコラ」と並ぶ同店の看板商品「タブレット」(小=590円、大=1,100円)は、「チリリケ」「チュアオ」など全9種類。ペルーやベネズエラなど8つの国のカカオ豆は、黒木さん自ら厳選。「食べ比べてみて、お気に入りの味を見つけてほしい」と黒木さん。
スタッフさんに、贈り物を選ぶポイントを伺うと「甘いものがお好きな方にはカカオ分45%の『ミルク』、より風味を味わいたい方には、カカオ分72%前後の商品がおすすめです。お酒に合わせたいなど、食べ方のご相談に乗ることもあります」とのこと。
普段はショーケースにケーキや焼き菓子も並びますが、バレンタインの5日ほど前からは「ボンボンショコラ」「タブレット」「トリュフ」のみを販売します。チョコレートケーキなどお目当ての一品がある方はご注意を。
LES CACAOS ・住所 東京都品川区東五反田2‐19‐2 第12東都ビル1F ・電話番号 03-6450-2493 ・営業時間/定休日 11:00~19:00/火曜日
2. 【閉店】「パティスリー フフ ラフェクレール」には限定ケーキが登場(新馬場)
京急・新馬場駅から徒歩3分、東海道品川宿沿いの「Pâtisserie fufu La fée claire(パティスリー フフ ラフェクレール)」は、2010年にオープンした洋菓子店。
今年のバレンタインには、フランボワーズ風味のチョコムースにフランボワーズとイチゴを乗せた「ラスベガス」(500円)をはじめ3つの限定ケーキを用意します。
コーヒームースとチョコムースが層になった「キリマンジャロショコラ」(460円・写真左)や、ビターチョコレートをパイではさんだ「ミルフィーユショコラ」(480円・写真右)も。いずれもバレンタインの1週間ほど前から販売予定です。
童話の世界のような外観が目を惹く同店。店名の「ラフェクレール」とは、フランス語で「明るく元気な妖精」のこと。「お菓子を食べたお客さまに笑顔になってほしい」という願いが込められているそうです。
店内には「品川クッキー」(1枚=95円)や「品川ポテト」(200円)「品川うふ あら ぷりん」(285円)など、お土産にもぴったりなお菓子が並びます。オープン当初から根強い人気を誇る「しあわせの輪っか」(1個=185円)は素朴な味わいのマドレーヌ。「年配の方にもおすすめですよ」と木暮さん。チョコレートが苦手な方にも喜ばれそうです。
【閉店】Pâtisserie fufu La fée Claire ※2019年4月9日閉店 ・住所 東京都品川区南品川1-8-11 北浜ビル1F ・電話番号 03-5781-9170 ・営業時間/定休日 10:00~19:00/水曜日
3. 「菓子工房 石黒」では冬季限定のトリュフに注目(荏原中延)
中延エリアの商店街「中延スキップロード」に店を構える「菓子工房 石黒」は、大きな看板と赤いドアが目印です。1933年の創業当時は「石黒飴」を販売する飴菓子専門店でしたが、時代の移り変わりとともに、洋菓子中心に。現在は、3代目の橋本雄樹さんがパティシエを務めます。
店内には常時20種類ほどのケーキがずらり。子ども達がショーケースに駆け寄る姿が見られました。お祝い事にぴったりな、ホールタイプのデコレーションケーキやバスケットタイプの焼き菓子セットも豊富にそろえています。
同店では、冬季限定でチョコレート商品が登場。ミルクチョコを使った「オ・レ」やブランデー風味の「コニャック」(以上200円)といったトリュフやボンボンショコラを用意します。バレンタインシーズンはさらにラインナップが増えるそう。
そのほか、18年前から毎年作り続ける「チェリーボンボン」(230円・写真左下)は、サクランボ果汁を原料とする蒸留酒「キルシュ」に漬けたサクランボを丸ごと使ったチョコレート。夏の時期から仕込んでおいたサクランボに砂糖衣をまぶし、チョコレートでコーティングした一品です。数量限定のため、気になる方はぜひお試しあれ。
菓子工房 石黒 ・住所 東京都品川区中延3-7-9 ・電話番号 03-3781-5401 ・営業時間/定休日 10:30~20:00/水曜日(火曜日は月2回不定休)
4. 「マロニエ洋菓子店」の名物・濃厚チョコケーキ「ショコラ第九」(旗の台)
旗の台駅近くの「マロニエ洋菓子店」もまた、移り変わる街並みを見守り続けてきたお店です。創業は、かつての東京オリンピックの開催年である1964年。今年86歳の大野武さんは、独学でフランス式のケーキ作りを学びました。
ホールタイプのケーキ「ショコラ第九」(2,300円)は、チョコレートのスポンジにガナッシュとラズベリーのペーストを挟み、表面をコーティングした濃厚な一品です。
「ショコラ第九」のほか、看板商品のタルト「くるみ第3楽章」(220円)など、ユニークなネーミングには理由があります。戦時中に少年時代を過ごした大野さんは、近隣の女学校から聴こえてきた「乙女の祈り」のピアノ演奏に胸を打たれたそう。以来、かけがえのないものとなったクラシック音楽をケーキの名前にも取り入れたといいます。
ケーキから焼き菓子までさまざまな商品をそろえる同店。現在は、妻の幸子さん、息子の大さんの3人で切り盛りしています。
「ガトーショコラ」(480円)や「テリーヌショコラ」(250円)、アーモンドを刻んだプラリネにチョコレートをかけた「アルハンブラ」(400円)など、チョコレートケーキの種類も豊富。息子の大さんが考案したケーキ「フェスティバル」(450円)は、ラズベリーの風味が感じられる華やかな一品です。
マロニエ洋菓子店 ・住所 東京都品川区旗の台3-13-5 ・電話番号 03-3782-6273 ・営業時間/定休日 10:00~21:00/火曜日
5. 自分へのご褒美にもおすすめ 「Chocolate Salon Takanawa」(品川)
最後にご紹介するのは、色とりどりのボンボンショコラをそろえる「Chocolate Salon Takanawa(チョコレート サロン タカナワ)」。2016年、グランドプリンスホテル新高輪の1階にオープンしました。
今年のバレンタインシーズン(2月1日~14日)は、新フレーバーとしてコーヒー風味の「グアテマラ」「コロンビア」、イチゴとラズベリーが香る「イチゴ」、ピンクペッパーを効かせた「パイン」、「レモンライム」(以上350円)が登場します。
ショーケースには、常時12種類ほどのボンボンショコラが並びます。宿泊客のほか、会議や宴会のために同ホテルを訪れた方が購入することも多いそう。
「ミルク」(250円)や「ピスタチオ」(280円)のほか、「コンテンポラリージャパニーズ」をデザインコンセプトとした同ホテルのロビーに合わせ「抹茶」(250円)や「ほうじ茶」(280円)といった和風フレーバーもそろえます。
また、同店は36席のイートインスペースを併設。「コーヒー」や「ホットチョコレート」(以上500円)などのドリンクを片手に、購入したばかりのチョコレートをつまむひとときを過ごせます。仕事や勉強で忙しい方も、気軽にほっと一息つけそうな空間がうれしいですね。自分へのご褒美としてぜひ。
Chocolate Salon Takanawa ・住所 東京都港区高輪3-13-1 グランドプリンスホテル新高輪1F ・電話番号 03-3442-1111(※商品の購入予約には対応していません) ・営業時間 11:00~18:00
日本では「女性が男性にチョコレートを贈る日」として普及したバレンタインデー。現在では、それだけにとどまらず、幅広く楽しまれるイベントになりました。今回ご紹介したさまざまなバレンタインスイーツは、ギフトとして選ぶのも良し、自分へのご褒美にするのも良し。このシーズンならではの一品を、ぜひ味わってみてくださいね。
取材・文:森夏紀(ノオト) 編集:松尾奈々絵(ノオト)
(掲載情報は2019.2.5公開時の情報です)