旧東海道品川宿まち歩き
京急線 北品川駅
1. 土蔵相模跡
旧東海道に面した飯売旅籠屋「相模屋」は、外装が海鼠(なまこ)塀の土蔵造りだったことで、通称「土蔵相模」と呼ばれていました。土蔵相模は品川でも有数の規模を誇った妓楼で、高杉晋作、伊藤博文ら幕末の志士たちが密儀を行った場所として知られています。 建物は昭和初期までありましたが、現在では一階にコンビニエンスストアが入ったマンションとなっています。
詳細を見る2. 船溜まり
品川浦はかつて豊富な水揚げを誇る、海苔の主要産地でした。屋形船、釣り船が舳先を並べる船溜まりからは、昔ながらの古い家並みと品川駅周辺の高層ビル群のコントラストが楽しめます。
3. 利田神社(鯨塚)
利田神社は、旧目黒川の河口の海に突き出た砂洲に祀られていた弁天社で、江戸名所図会や歌川広重の浮世絵にも描かれています。境内にある鯨塚は、江戸を驚かせた三大動物の一つ「寛政の鯨」の骨を埋めた上に建てられた供養碑です。
詳細を見る4. 品川台場(御殿山下砲台跡)
御殿山下砲台は幕末に築かれた「品川台場」のひとつです。五稜形の砲台が築造され、154門の大砲が備えられました。 現在は区立台場小学校の敷地となっており、校庭入口には台場の石垣として使われた真鶴石と第2台場にあった品川灯台のレプリカが置かれています。
詳細を見る5. 品海公園
品川宿品海公園「日本橋より二里」の碑があります。花壇にはかつて海岸線の土留めに積まれた石垣を利用しています。
6. 一心寺
安政2年(1855年)に創建された真言宗寺院。旧東海道において裏鬼門の方角に向いて守護するお寺です。本尊は不動明王。
詳細を見る7. 養願寺
「しながわの虚空蔵さま」と呼ばれる虚空蔵菩薩を本尊とする天台宗寺院。本堂には江戸時代の不動三尊像や布袋尊なども安置されています。
詳細を見る8. 品川神社
文治3年(1187年)、源頼朝により創始。徳川家康が関ヶ原の合戦の際に先勝を祈願し、以降、徳川歴代将軍より庇護を受けました。境内には宝物殿や神楽殿、板垣退助の墓や富士塚、金運のパワースポットとして有名な阿那稲荷神社などがあります。
詳細を見る9. 聖蹟公園
東海道品川宿の本陣跡。明治5年に宿駅制度が廃止された後は警視庁品川病院となりましたが、昭和13年に公園として整備され今に至ります。明治元年(1868)の明治天皇東幸の際に行在所となったため「聖蹟公園」という名がついています。
詳細を見る10. 寄木神社
慶長年間(1598~1614)創建、江戸名所図会にも描かれてる漁師町の鎮守。本殿の扉に描かれた、名工 伊豆長八による漆喰鏝(こて)絵「鏝絵天鈿女命功績図」(こてえあめのうずめのみことこうせきず)は、品川区指定文化財。
詳細を見る11. 荏原神社
和銅2年(709年)創建。古くは貴船社・天王社・貴布禰大明神・品川大明神と称し、品川の龍神さまとして多くの信仰を集めてきました。例大祭に行われる海中渡御が有名です。
詳細を見る12. 天妙国寺
弘安8年(1285年)、日蓮大聖人の直弟子である天目上人により創建された顕本法華宗寺院。初代徳川家康が1回、二代徳川秀忠が2回、三代徳川家光が44回宿泊した記録されている、徳川家ゆかりの寺院。
詳細を見る13. 品川寺(洋行帰りの鐘・江戸六地蔵)
大同年間(806~10)開創と伝えられる品川区で最も古い寺院。本尊は水月観音(非公開)。入口にある大きな銅造地蔵菩薩坐像は「江戸六地蔵」の一つ。鐘楼にある大梵鐘は「洋行帰りの鐘」と呼ばれています。
詳細を見る14. 海雲寺(千躰荒神)
鎌倉時代中期の建長3年(1251)のに海晏寺(臨済宗)の一塔頭として開かれました。慶長元年(1596)に曹洞宗に改められ独立。本堂には本尊十一面観音像を安置しています。また、鎮守として千躰三宝大荒神王を祀っています。
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