品川区の神社に、初詣に行こう!
年の始め、気持ちも新たに初詣に出かけませんか。品川区内のおもな神社をご紹介します。(2018.12.12公開、2023.12.28更新)
1. 品川神社
源頼朝が安房国洲崎明神を勧請、文治3年(1187)創建と伝わる品川神社。東海道北品川宿の鎮守で、境内には宝物殿や神楽殿、板垣退助の墓や富士塚、金運のパワースポットとして人気の阿那稲荷神社などがあります。阿那稲荷神社下社にある「一粒万倍の御神水」でお金を洗い、地元商店街で使用すると後に万倍になって戻ってくるそうです。東海七福神の大黒天を祀っており、お正月は初詣や七福神めぐりの参拝客で賑わいます。1月2日は新春餅つき大会(10時~14時頃)が開催され、つきたての餅がふるまわれます。
品川神社 東京都品川区北品川3-7-1 京急線 新馬場駅 徒歩3分
2. 荏原神社
和銅2年(709)創立の南品川の鎮守、荏原神社。祈雨と止雨の守護神とされる高龗神をはじめ、天照大御神や須佐之男命などを祀っており、品川の龍神さまとして多くの信仰を集めてきました。神殿に掲げる荏原神社の扁額は内大臣三条実美公、貴布禰大明神の扁額は徳川譜代大名源昌高のお染筆です。東海七福神の恵比寿神を祀っています。
荏原神社 東京都品川区北品川2-30-28 京急線 新馬場駅 徒歩4分
3. 貴船神社
貴船神社は和同2年(709年)、藤原伊勢人の勧請により創建。御祭神は、高龗大神、素盞嗚尊。かつては貴布裲大明神と号し、古来より水神として崇められてきました。鳥居の横には愛らしい表情の大きな布袋尊像も。
貴船神社 東京都品川区西品川3-16-31 JR・りんかい線 大崎駅 徒歩10分
4. 氷川神社
今も湧水の滝が静かに佇む、桐ヶ谷村の総鎮守。創立年代は不詳ですが、江戸時代初期の元禄年間にはすでにあったことが記録に残っています。御主神は素盞嗚尊。
氷川神社 東京都品川区西五反田5-6-3 東急目黒線 不動前駅 徒歩3分
5. 雉子神社
御祭神は日本武尊、天手力雄命、大山祗命。「雉子ノ宮」の名で親しまれている古い神社(文明年間=1469~87の創建と思われる)で、江戸時代までは「大鳥大明神」と呼ばれていました。3代将軍徳川家光が鷹狩りをしていたとき、1羽の白いキジがこの神社に逃げ込んで見えなくなったことから、家光が神社の名を「雉子ノ宮」と呼ぶよう命じたと伝えられています。
雉子神社 東京都品川区東五反田1-2-33 JR・地下鉄浅草線 五反田駅 徒歩5分
6. 誕生八幡神社
文明年間(1469~1487)に太田道灌が夫人の安産を祈って、筑前国(福岡県)の宇美八幡をこの地に勧請。無事に男児が生まれたことから「誕生八幡」と呼ばれ、安産の守り神として信仰されています。道路の拡張により現在はコンクリート造りの社務所の上に木造の本殿を移築しています。
境内には、徳川三代将軍家光が鷹狩り来た際に、重箱(弁当)を供えたことから名付けられた「重箱稲荷」があります。イチョウの巨木2本があり、いずれも推定樹齢250~300年。区の天然記念物に指定されています。
誕生八幡神社 東京都品川区上大崎2-13-36 JR・東急線・東京メトロ南北線・都営三田線 目黒駅 徒歩3分
7. 居木神社
主祭神は日本武尊。創建年代は不詳ですが、もともとは目黒川・居木橋付近に位置しており、度重なる目黒川の水害を避けるため寛文年間(1661~1673)に現在の場所に移りました。
12月31日(大晦日)午後8時より年越大祓、元旦0時より歳旦祭が行われます。例年参拝者(先着500名)に福種銭(ふくたねせん)を授与、全員に樽酒が振る舞われます。
居木神社 東京都品川区大崎3-8-20 JR・りんかい線 大崎駅 徒歩3分
8. 天祖諏訪神社
天祖神社と諏訪神社は、古くは神明宮・諏訪社と称して立会川をはさんでそれぞれで祀られていました。天祖神社の創建は1100~1190年頃、諏訪神社は江戸時代初期、寛永8年(1631年)以前の創建と伝わります。昭和40年に天祖神社のあった現在地に社殿を建て、合祀されました。御祭神は天照大御神、豊受大神、建御名方刀美神、小碓命。
元旦午前6時30分より歳旦祭。午前9時より新春祈願。東海七福神の「福禄寿」をお祀りしていることから、福禄寿の「福」にちなみ、「福守り」を頒布します(お正月期間に300体)。福禄寿はその名の通り、福(幸福・吉祥)、禄(金運・財運)、寿(長寿・健康)、さらに学業成就・合格成就の御利益もあるといわれています。
天祖諏訪神社 東京都品川区南大井1-4-1 京急線 立会川駅 徒歩1分
9. 八幡神社
かつての御林漁師町の鎮守。御林漁師町は江戸時代、隣の品川浦とともに江戸城に鮮魚を納める「御菜肴八ヶ浦」のひとつとして発展しました。御祭神は誉田別尊・気長足姫命・伊弉諾尊・伊弉冉尊。本殿の左手には弁天池があり、池の中島には水神社と弁天社、そのほかにも厳島神社、稲荷神社などの末社が祀られています。
八幡神社 東京都品川区東大井1-20-10 京急線 鮫洲駅 徒歩1分
10. 大井蔵王権現神社
権現台の鎮守として、大井権現台の地名の由来となった神社。江戸時代に流行った火事や疫病から大井村の人々を救った権現神社の天狗。その感謝の念が「大井蔵王権現太鼓」の発祥となって今なお残っています。荏原七福神の福禄寿を祀っており、お正月は多くの人出で賑わいます。
大晦日23時過ぎに打ち太鼓(百八つ太鼓)、23時40分頃より除夜祭元旦祭祝詞奏上、元旦0時より権現太鼓新年奉納太鼓、0時40分より破魔矢奉射の儀。甘酒の接待も予定されています。
大井蔵王権現神社 東京都品川区大井1-14-3 JR・りんかい線・東急大井町線 大井町駅 徒歩5分
11. 鹿嶋神社
安和2年(969)の創建。御祭神は武甕槌之神。大井村の総鎮守として親しまれ、交通安全、旅行安全のご利益があるといわれています。広々とした境内は多くの樹木に覆われ、特に大きな推定樹齢200年のタブノキ2本、樹齢200年以上のアカガシは品川区の天然記念物です。他にも境内には品川用水の記念碑や俳人で大井村の名主であった大野景山の句碑などがあります。
鹿嶋神社 東京都品川区大井6-18-36 JR 大森駅 徒歩11分
12. 小山八幡神社
創立年月は不詳ですが、社伝に鎌倉幕府の頃、口伝では長元三年(1030年)には旧小山村本村の氏神として崇敬された伝わります。御祭神は、誉田別命。区内随一の高台(標高35m)にあり、近辺の地名「小山」の由来となっています。階段を上った神社の左手に、荏原七福神の大国天をお祀りするお堂があります。
小山八幡神社 東京都品川区荏原7-5-14 東急目黒線 西小山駅 徒歩7分
13. 三谷八幡神社
御祭神は、誉田別命。旧小山村字三谷(現在の荏原え3~5)の鎮守で、元禄年間に小山八幡神社から分社しました。神社の左隣には金山地蔵堂、3基の庚申供養塔と馬頭観音供養塔があります。
三谷八幡神社 東京都品川区小山5-8-7 東急目黒線 武蔵小山駅・西小山駅 各徒歩6分
14. 旗岡八幡神社
旗岡八幡神社は長元3年(1030年)、平忠常の乱平定のため、この地に宿営した源頼信が八幡大神を奉斎、戦勝を祈願したのがはじまりといわれています。御祭神は誉田別命、比売大神、息長帯比売命。戦災により社殿などを焼失しましたが、境内左手の「絵馬堂」だけは焼け残り、江戸時代に奉納されたものも含め、数多くの絵馬が残っています。横幅1.78m、高さ1.32mの大絵馬(1864)は猿が神馬を引き止める「駒止め猿」が描かれており、保存状態もよく貴重なものです。現在は社務所2階に展示されています。
旗岡八幡神社 東京都品川区旗の台3-6-12 東急大井町線 荏原町駅 徒歩2分 東急池上線 旗の台駅 徒歩8分
15. 戸越八幡神社
誉田別命(応神天皇)をお祀りする神社。戦国時代、大永6年(1526)の創建と伝えられる旧戸越村の鎮守で、隣の行慶寺とともに僧行永が結んだ成就庵がその起こりと伝わります。境内には「戸越の地名の起こり」と題した記念碑があり「江戸越へて清水の上の成就庵 ねがいの糸のとけぬ日はなし」という古歌が記されています。木造銅板葺きの社殿は、安政4年(1857)の建築。拝殿内法の龍の彫刻は見事なものです。
戸越八幡神社 東京都品川区戸越2-6-23 都営浅草線 戸越駅 徒歩6分 東急大井町線 戸越公園駅 徒歩9分 東急池上線 戸越銀座駅 徒歩10分
16. 蛇窪神社
蛇窪神社は、古くは蛇窪と呼ばれた地に鎌倉末期に創建されたと伝わる古社。御祭神は天照大神、天児屋根命、応神天皇。荏原七福神の弁財天をお祀りしています。
元旦0時より一番祈祷、御神米・御神酒・熱燗・甘酒の振る舞いが行われます。元旦~3日は境内に招福おしるこやうどん、もつ煮などの特別出店も。
蛇窪神社 東京都品川区二葉4−4−12 都営浅草線 中延駅 徒歩5分 東急大井町線 中延駅 徒歩6分 JR横須賀線 西大井駅 徒歩8分
17. 下神明天祖神社
御祭神は天照大御神・応神天皇・天児屋根命。境内は樹木が多く、御神木である榧(かや)の大木をはじめ、21本の樹木が品川区保存樹に指定されています。品川区内で最も大きな狛犬も見所です。
12月31日午後11時40分から除夜・御焚上祭 、元旦0時から歳旦祭が行われ、多くの参拝者で賑わいます。
下神明天祖神社 東京都品川区二葉1-3-24 東急大井町線 下神明駅 徒歩5分 JR京浜東北線 大井町駅 徒歩15分 JR横須賀線 西大井駅 徒歩10分
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(2018.12.12)